80年代は「女子大生ブーム」、90年代は「女子高生ブーム」と呼ばれ、ゼロ年代から現在にかけては、JK(女子高生)やJC(女子中学生)のティーン世代が独自の流行を生み出しています。

90年代のどまんなかに女子中高生だったわたしにとって、未知の領域なのが「ギャル文字」

Pouch 編集部の20代女子スタッフいわく、女子高生の間でギャル文字がもてはやされるようになったのは2001年から2003年頃らしいので、まったくノータッチなんですよね……。

【高度すぎてむしろ知性を感じる…!】

ギャル文字という言葉自体は知っているし、テレビなどでちらっと目にしたこともあるけれど、詳しいことはよくわからない。そんなわたしに20代女子が教えてくれたのは、次のようなギャル文字でした。

「ァタシゎ、コレカゞ限界ナ=〃」(わたしはこれが限界だ)
「ハoィ十ッフo|レ」(パイナップル)
「キょぅゎ、カレーε食ヘ〃ナニョ!」(きょうは、カレーを食べたよ!)
「ァナ=∪大女子キナょ丿ヮラ」(あたし大好きなの 笑)
「ァレ」カ゛㌧」(ありがとう)
「н@ρρч в|ятнDÅч т○ ч○∪」(HAPPY BIRTHDAY TO YOU)

……なんじゃこりゃあああああ!! 最後なんて、見た目がロシア語みたいになっちゃってるんですけども!?

パッと見、なんとなく意味がわかるようなわからないようなこの感じは、完全に暗号ですね。ってかこれ、入力するのめちゃめちゃメンドくさそう~!!

【20代女子「覚えるのが大変だった」】

ギャル文字が流行ったのは、Pouch編集部の20代スタッフが中学生のときだったらしく、当時は難しすぎてなかなか覚えられなかったのだそう(わかる)。メールはもちろん手書きで書く手紙も、総じてギャル文字だったんですって。

【現役JKに「ギャル文字」をどう思うか聞いてみた】

さて、この難解なギャル文字を現代の女子高生はどう感じるのでしょうか? 20代女子の知り合いだという現役JKちゃんに見せて、正直な感想を聞いてみました。

JKちゃんはギャル文字を見て大爆笑。

「わざわざめんどくさいって思いますwwwwwwwww だってこれ打つの大変ですよね!?」と返答が。

そして、わたしの「小さい文字をあえて使う感じやる?」という質問には「わ、を小ちゃくするのあんまりwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」と。

けれども、すべて解読することはできたようで、全文制覇するまでにかかった時間は1分30秒ほどでした。

ちなみに「かわいい」と言ってもらえたのは「ァレ」カ゛㌧」(ありがとう)。「それ逆にいいですねwwww可愛いですwwww」とのことでした。

うん、30代半ばのわたしも、唯一これだけは可愛らしいと思ってましたよ。「㌧」てじわじわくるよね。これ生み出した人のセンス、個人的にめちゃめちゃ好きです。

執筆=田端あんじ (c)Pouch