学生の皆さんは、今ちょうど夏休み期間。私たちが小学生のころは、夏休みといえばあることに参加していたものです。……そう、ラジオ体操!

毎朝早起きして、起きられないときは親にたたき起こされて、ハンコを押してもらうべく首からカードを下げて参加したものです。

あれだけ毎朝音楽に合わせて体操していたのだから、大人になった今でもきっと覚えているはず。ラジオ体操第一が流れたら自然と体が動いてしまうに違いない!

というわけで、今回はPouch編集部でこんな検証をしてみました。ババーン、「大人は何も見ないでどのぐらいラジオ体操できるのか?」。

検証に参加したのは4名。みんなやる前は「簡単でしょ」「余裕でできる」と豪語していたけれど、さて結果は……?

【参加者プロフィール】

参加者4名のプロフィールは次のとおり。

はちやま……過去に児童館で働いていた経験アリ。ラジオ体操は約15年ぶり
篠宮チュン……ラジオ体操は小6以来、20年ぶり
御花畑……同じくラジオ体操は小6以来、22年ぶり
百村……同じくラジオ体操は小6以来、17年ぶり

はちやまをのぞいてはみんな、小学生以来ということに……! 大丈夫、これ? いや、子どものころの記憶って体が覚えていたりするし!! 音楽が鳴ったら思い出すにちがいない! 行くで、ラジオ体操第一、ミュージックスタートーーーッ!!

【完璧にできたのは4人中ひとり!】

……はい、結論から言うと、完璧に動けたのは4人中ひとり! はちやまのみという結果に。


はちやまは音楽と若干ずれてはいるものの、動き自体はパーフェクト。「意外と覚えているもんだった。体が勝手に動く」とのことで、やはりこれは児童館で子どもたちを相手にしていた経験が役立っているのでしょうか。


あとの3人はというと、篠宮チュンは6割程度の出来。わからなくなると「なんだっけ……」と止まることもしばしばですが、断片的に覚えている様子がうかがえました。


百村は1か所わからないものの、あとはクリア。ジャンプのキレはいいと好評でしたが、腕の横曲げの運動の箇所がわからずオリジナルな動きでなんとかこなした模様。


まったくできなかったのが御花畑。音楽やアナウンスをすべて無視し、独自に開発したダンスを披露。しょっぱなからバレリーナのようなポーズをとったり、突如ジャンプしたり。なぜこんなに意味不明なのか尋ねたところ、高校時代にやらされた「南高体操」なるものと混ざってしまったのだとか。

【私もやってみた】

考えてみれば、私もラジオ体操って小学生のとき以来かも。そこで今回、自分も26年ぶりにやってみたのですが、自然と体が動くところもあれば、「どうするんだっけ?」と思い出せず動きが止まってしまうところも。うーん、意外とできないものだわ。

これを読んでいる皆さんは、ラジオ体操は何年ぶり? どのぐらい覚えているか、大人になった今だからこそチャレンジしてみるのもアリですね。

そして、「意外と覚えてない」ということと共にもうひとつ気づいたのが「体が硬くなってる……」。子どものころのような柔軟さや俊敏さがないことをひしひしと感じ、ちょっと切なくなってしまった2017年の夏でした……。

撮影:Pouch編集部
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch

▼ラジオ体操第一。画面を見ずに音楽とアナウンスだけでどのぐらい動ける?

▼御花畑のアレンジの元となった「南高体操」。「卒業生は全員踊れます」とのこと