インスタグラムユーザーのカナト・ヌルタジンさん(Kanat Nurtazin)は、カザフスタンのアスタナで活動するアーティスト。3年前に100種類の描画方法を学び始めたのだそう。最新作は葉っぱを使用した切り絵で、繊細なタッチの作品の数々が、インスタグラムにずらりと紹介されています。

海外サイト「Bored Panda」によると、切り絵に用いられる道具はカミソリとのこと。葉っぱに直接絵を描き、その線に沿って切り込みを入れていくのだそうです。

【写真撮影のロケーション選びが大切】

作品においてもっとも重要な作業は、完成後に待っています。それは、切り絵作品を撮影するのにピッタリのロケーション、時間、アングルを見つけ出すこと!

これらの要素がいかに大事であるかは、作品を写した写真を見れば、一目瞭然です。

噴水の中で踊るバレリーナ、真っ白な雲を背景に花の蜜を吸う鳥、そして映画『カールじいさんの空飛ぶ家』。

キャンバスが葉っぱという自然由来の素材だからなのでしょうか、水や空を背景として持ってくるとすうっと溶け込むようにマッチするので、完成後に写真を撮ることで、作品がようやく完全なものになるのだということがよくわかります。

【紙の切り絵も最高に上手い!!!】

葉っぱでの切り絵がこれだけ見事なのだから、カナトさんは紙を使用した切り絵のほうも、さぞやお上手なのだろうと思ったら、予感は的中。インスタグラムには数多くの秀逸切り絵作品が登場していますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。

髪の毛1本1本のニュアンスなど、細部までこだわりを見せるところに、職人魂を感じずにはいられないっ。わたしは不器用なのでこういった作品を前にすると毎回思ってしまうのですが、センスがよくてなおかつ手先の器用な人が、心底うらやましいですわ……。

参照元:Instagram @kanat_nBored Panda
執筆=田端あんじ (c)Pouch