毎月1のつく日(1日、11日、21日だけ)は「ステキなぼっちの日」です。私が担当する11月11日は記念日ラッシュだそうで、チンアナゴの日に、きのこの日、チーズの日など、31種類もあるんだとか。

でも、一番メジャーなのは「ポッキー&プリッツの日」では? 最近は「シェアハピ」とか言ってるみたいですが、ぼっちの私はんなこた知りません! というわけで今回はいろんなポッキー&プリッツをぼっちで食べまくりたいと思います!

……でも「ぼっちの楽しみを模索する」とかいっても、私がひとりで大量にポッキーを食べてみたってだけで、みんなは喜んでくれるのかな。それは無理ってもんですよね。はぁー、生きるって大変ですね。

Pouchは女性向けサイト。少しでもフォトジェニックにしたほうがいいよね……ってことで、落ち着いて考えた末に、ポッキーとプリッツを使って、食べられるリースを作ろうと思います。

【色とりどりのポッキー&プリッツ】

今回用意したのは「アーモンドクラッシュ」や「禁断の二度がけチョコ」など、フォトジェニックなポッキー&プリッツ8種類とリースを組み立てるためのチョコペン。

これだけたくさんのポッキーを、独り占め。子供時代の憧れですよね。それだけでワクワクします。いやあ高まるなあ! テンションが上がりますね。

【組み立てる】

ポッキーは溶けてしまうと加工しづらいので、作業する直前まで冷凍庫にしまって、キンキンに冷やしておくのがポイント。接着に使うチョコペンをお湯で温めながら、ポッキーでリースの土台を作ります。

ポッキー1本をだいたいの3本くらいに折って、六角形になるようにチョコペンでくっつけます。リースの幅に合わせて、内側にも六角形を作りました。

固まるまで時間がかかるかと思いきや、チョコペンは、つけたそばからぐんぐん固まります。まるでお菓子界のグルーガンみたいです。この楽しさを誰かに伝えたい……だけど、社内にはひとっこ一人おりません。

チョコペンって気軽に使えていいな! と思いながら作業をしていると、思わぬアクシデントが。チョコペンの先は固まっているのに、チョコペンの中はお湯であたたまりすぎていて、中身がゆるくなっていたのです。

ゆるくなったチョコがドバッと出てしまい、ちょっぴり不穏な雰囲気に。こんなときも誰かいたら笑い話にできるのに。

22時から作り始めて、約2時間。ポッキーひと箱で、だいたい25センチ弱のリースの土台ができました。我ながらよくできてます。まだ接着した部分のチョコがゆるいので、いちど冷蔵庫で冷やして固めます。

【飾りをつけて可愛くするよ】

さあ、はりきってポッキーのリースに飾りをつけようじゃないか。今日はアーモンドクラッシュポッキーや、つぶつぶいちごハートフル、ダブルショコラとダブルフロマージュなど、華やかなポッキーたちの出番です。

飾りのポッキーは、同じ色が重ならないように、バランスを見ながら、すき間を埋めていくようにつけます。無心で手を動かすと、それだけで心が癒されますね。とっても落ち着きます。

【完成〜!】

ここまできたら、もう完成したも同然。仕上げに、アラザンのシルバーをつけると……おお、なんだか可愛くなったような気が。 完成でーす! 我ながらとてもかわいく出来ました! 誰かに見せたい……けど、ぼっちだからここには褒めてくれる人は誰もいません。

【ガツンとくる歯ごたえと甘み】

ひとしきり写真を撮ったらさっそくいただきまーす! 食べたい部分を選んで持ち上げると、少しずつ外れます。

飾りをたくさんつけたところを食べると、うわっ! 歯にゴーンと衝撃が走りました。ピカピカときれいなアラザンは、中身が砂糖の固まりなんですね! さらに、チョコペンでボリュームが増したポッキーは、あごへの当たりがキッツイです。この痛みと歯ごたえを、誰に伝えることもできないまま、ボリボリ、ガキッという音が誰もいない部屋に響きます……。

よっしゃポッキー独り占めじゃー! とワクワクしながら食べ始めたものの、3ブロックほど食べたところで、お腹がいっぱいに。もう明日の朝、出社した編集部員に「シェアハピ」しようかなという想いがよぎります。

食べる時間はちょっぴり寂しかったけど、ひとりで黙々とリースを作る時間は楽しかったですし、ぼっちに優しくて甘いのはポッキーだけ……なのかもしれません。

・ポッキーのリース作り
孤独度:★★★
集中度:★★★★★★★★
童心に帰る度:★★★★★★★★★★

撮影・執筆=はちやまみどり(c)Pouch

コチラもどうぞ→シリーズ「ステキなぼっちの日