【年末年始のオススメ映画】
映画ライター斎藤香が、年末年始にオススメの映画をタイプ別に紹介します。いずれもAmazonビデオでも視聴OKの作品です。

2017年もたくさんの映画が公開されましたが、みなさんの一番好きな作品は何ですか? 私は好きな映画をピックアップしていったら、ベスト35になってしまいました~。

その中から厳選して、みなさんに見ていただきたい映画を3本選びました。さっそくご紹介します!

(1)濃厚なイケメン集団のバトルに爆笑しつつ萌える
『帝一の國』


名門男子校に入学した赤場帝一(菅田将暉)が、生徒会長の座をかけてライバルたちと壮絶な闘いを繰り広げる学園コメディ。古屋兎丸の同名原作のルックスに限りなく寄せていった帝一役の菅田将暉はじめ、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大らの振りきった芝居と、男子校の勢力争いを良質なコメディに仕上げた永井聡監督の手腕が光る。爆笑しながら、イケメン鑑賞もできるというのが最高! 個人的には2017年のナンバー1映画です。
(監督:永井聡 出演:菅田将暉、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大、永野芽郁ほか)

参考リンク:AmazonビデオPouch 作品レビュー

(2)異星人からの謎を解く終盤がスリリング! 人の幸福について深く考えたくなる大傑作
『メッセージ』


突然飛来した宇宙船の異星人のメッセージを解読する言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)。異星人とのメッセージの交換を経て、彼女が気付いた驚愕の真実とは。劇中にときどき挿入されるルイーズの私生活が異星人のメッセージとリンクするとき、彼女はあることに気づくのです。終盤の畳み掛ける展開はスリリングかつ、ルイーズの決断には感動も。宇宙船のフォルムはお菓子の「ばかウケ」にそっくりだけど、内容は深い。SF映画の大傑作です!
(監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 出演:エイミー・アダムス、ジェレミー・レナーほか)

参考リンク:AmazonビデオPouch 作品レビュー

(3)ラストが泣ける……成功を夢見るアーティスト同志の「恋愛あるある」ミュージカル
『ラ・ラ・ランド』


女優志望のミア(エマ・ストーン)と自分のお店を持つことが夢のジャズミュージシャンのセブ(ライアン・ゴズリング)の恋の行方を、歌と踊りで魅せていくラブ・ミュージカル。物語はシンプルな恋愛ものですが、主演の二人の魅力と、物語と音楽の融合が見事で見応え十分。往年のミュージカル映画に現代的な要素をプラスすることで新しいミュージカル映画の世界を作りだしました。ラストシーンがまた良くて、フィニッシュまで完璧!
(監督:デイミアン・チャゼル 出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーンほか)

参考リンク:AmazonビデオPouch 作品レビュー

どの作品も見応えあり! 時間に余裕ができるお正月休みに、じっくり鑑賞してみてはいかがでしょうか?

執筆=斎藤香 (c)Pouch
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