スマートフォンの普及にともない、一気にユーザーが増えたように思えるフリーマーケットアプリ

出品者が設定した価格で取引きできるため、オークションサイトよりも手軽な印象。思い立った時にパッと出品したり、購入したりできて、出品者に気軽に質問できる点も人気が高まった理由のひとつと言えるでしょう。

ですが個人同士で簡単に取引ができるからこそ、トラブルも多発しやすいようで……。

【5人に1人がトラブルに】

参考にしたのは、男女613人を対象に日本法規情報株式会社が行った、「フリーマーケットアプリに関するアンケート調査」です。

対象者の中で「フリーマーケットアプリを利用したことがある」と答えた人は、25%と少なめ。

一方で「フリーマーケットアプリでトラブルに遭ったことがある」と答えた人は21%で、5人に1人がなんらかのトラブルに遭遇していることがわかったんです。

【みんなどんなトラブルに遭っているの?】

なお実際に遭ったトラブルとして挙げられていたのは、次のような項目。

「写真通りの商品ではなかった」(28%)
「期日を過ぎたのに商品が発送されなかった」(21%)
「商品が破損していた」(15%)
「期日を過ぎたのに代金が未払いだった」(15%)
「購入完了までのやりとりでトラブルになってしまった」(6%)
「偽物を購入してしまった」(6%)

こうしてみると、商品の不備や支払いに関する問題など、トラブルの種類は多岐に渡ります。購入前に十分たしかめても、起こりうるトラブルばかり。 “結局は運次第” と言ってしまえば元も子もありませんが……実際にこういった目に遭わないよう、極力気をつけたいものです。

【どのように対処したのか】

ちなみに「トラブルが起きたときにとった方法」として挙げられていたのは、「アプリの運営側に通報」(37%)、「当事者間で話し合い」(27%)、「消費者センターに相談」(15%)など。

しかしトラブルに遭った人の約2割に当たる18%が「対処していない」と答えており、泣き寝入りしている人が少なくないこともわかります。

トラブルの内容によっては、自分だけで解決出来ない類のものもあると思うんです。なにかあったら1人で悩まず、信頼できる機関や専門家に相談してみてくださいね。

参照元:プレスリリース
執筆=田端あんじ (c)Pouch