季節はまだまだ冬ですが、花粉症の気配はすぐそこまでやってきています。

花王「生活者研究センター」が全国の15~79歳の男女1200名を対象に実施したのは、花粉対策に関する調査。対象者のうち花粉症を発症している人は424名で、もっとも多く挙げられた対策法は「マスクをする」「医者に処方された内服薬を服用する」「市販の外用薬を使う」でした。

一方、調査の中でもっとも気になったのは、家の中での花粉対策についてです。実は家の中にいても、洗濯物に花粉がついていたり、窓を開けただけで症状が出たりとけっこう辛いんですよね……!

【みんなは家でどんな「花粉対策」をしているの?】

まずは調査で挙げられていた「実際に行っている対策」を参考にしてみると……みんないろんな工夫をしているようです。

<家の中での花粉対策>

・取り込む前に、洗濯物の花粉を払う
・布団を外に干すのをやめた
・窓を開けない / 換気の回数を減らす
・空気清浄機を利用する
・洗濯物を部屋干しにする
・家に入る前に洋服を払う

【カーテンを締めたり、洗濯物を払うだけで花粉カット!】

「生活者研究センター」によると、家における花粉対策のポイントは「持ち込まない」「除去する」の2つ、とのこと。窓を開ける時に網戸を閉めれば約27%、レースカーテンを使用すれば約50%も花粉の侵入を防ぐことができるのだそうです。

また先ほども触れていますが、洗濯物や布団を取り込む前に払うことも効果的。ちょっとしたことですが、このひと手間を行うだけで、タオルで約46%、Tシャツで約65%、布団で約57%の花粉を除去できるみたいです。

【自分が発症していないと「対策をしない」人が多い?】

ちなみに家族と同居していて本人または同居家族が発症している女性322名に「家の中で花粉対策をしているか?」と尋ねたところ、「同居家族は発症していて自分は発症していない」という人の約4割が、家の中では花粉症対策をしていないと回答。

発症していないとなかなか気持ちがわからないものですが、みんなが快適に過ごせるよう、できるかぎり気をつけたいもの。

花粉の季節は、これからが本番! まだ発症していないという人も、 “明日は我が身” です。なるべく花粉を取り込まないよう、日ごろから気をつけたいものですね。

参照元:プレスリリース花王 くらしの研究「くらしの現場レポート」
執筆=田端あんじ / 撮影=Pouch編集部 (c)Pouch