遊び心溢れるデザインが印象的な「ポール・スミス(Paul Smith)」。イギリスの有名ファッションブランドです。鮮やかなストライプ柄の財布やネクタイを、みなさんも一度は目にしたことがあるのでは?

さて、そんなポール・スミスが2018年春夏シーズンのコレクションを発表。テーマは海をモチーフにした「OCEAN」(海)なのですが、なななんと!! マグロやサバなどを全面的に押し出したエキセントリックなラインナップとなっているらしい。しかもマグロの寿司が無料で食べられる???

なんで? なんで?? なんでやねん!!

真相を確かめるべく、ポール・スミス六本木店で行われたイベント「Paul Smith × マグロ in OCEAN」へ、行ってきましたよー!

【店内に寿司カウンターが出現】


エントランスのガラスに描かれたマグロがドドーンとお出迎え。ここは、本当にポール・スミスなのか? と目を疑いつつ、中に入ると今度は寿司カウンターがあるじゃないですか!


寿司カウンターで寿司を握るのは、出張寿司職人サービスの黒澤さん。地中海に浮かぶ孤島マルタ共和国で獲れる、新鮮なマグロを使ったお寿司が食べられます。


ほろほろと口の中で崩れる酢飯と、口中でトロ〜リとろける中トロにウットリ。おっと、マグロがおいしすぎて、取材の目的を忘れてしまうところだった!

【なんでマグロやねん!】


気を取り直して、そもそも何でマグロなの? OCEANがテーマの春夏コレクションは、1970年代にポール・スミス氏が訪れたニューヨークで見つけたヴィンテージのハワイアンプリントからヒントを得たものに、ジャパニーズ・テイストを盛り込んだ和風マリンテイストなラインナップ。


マグロが目立つのは、同じOCEANつながりで、スミス氏が東京の築地を訪れた際に目にしたマグロや缶詰などのパッケージからインスパイアされたから……だそうな。

【大胆すぎるデザイン】


マグロやサバのイラストと共に「内容量」や「品質保証」そして「鯖」などの文字が目立つ、シャツやバッグ、財布にネクタイ。


日本人からすると「えっ?」と一瞬目を疑いそうなデザインだけれど、「海外(主に北米・ヨーロッパ)だと漢字は素敵なデザインのひとつと捉えられることが多く、不思議な日本語を使っているブランドが目立つのも事実。でもポールは、きちんとした日本語を使ってデザインしています」(ポール・スミス リミテッド プレス担当者)とのこと。

親日家としても知られるポール・スミス氏。大胆な漢字プリントを採用した理由が分かるような気も。

【2月16・17日はマグロ寿司が無料】

それにしても、マグロ寿司のおいしさといったら……。そんなマグロ寿司が、ポール・スミス六本木店で無料で食べられるんです! 本日2018年2月16日 18〜20時と、2月17日の12〜18時の時間帯で数量限定となっているので、マグロが食べたい人はOCEANコレクションをチェックしに急げ〜っ!!

参照元:ポール・スミス出張! 黒澤寿司

取材・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch

▼六本木店の店内は築地市場内を走るターレーを用いた展示など、遊び心溢れる空間

▼トロピカルな雰囲気たっぷりのエスパドリーユ。マグロとサバが目立ってます!!

▼箸袋やペットボトルにもマグロ・マグロ・マグロ!