アニメやゲームが大好きな和菓子職人、オ匠(おたくみ / オタク+匠)さんがツイッターで公開し続けているのは、アニメキャラをモチーフにした和菓子の数々。

今ネットユーザーを中心に絶大な支持を集めているアニメ『ポプテピピック』のポプ子とピピ美を筆頭に、『銀魂』の坂田銀時にエリザベス、『サザエさん』の中島くん、中には『怪物くん』や『ドクタースランプ』のニコちゃん大王といった懐かしいものも!

アニメだけでなくゲームキャラをモチーフにした和菓子も豊富にあって、『星のカービィ』や『どうぶつの森』シリーズの “しずえ” など、作品の幅がとっても広いんです。

【「公式商品」って言われたら信じちゃうな】

プロとしてのスキルと知識をフルに生かした和菓子はどれも見事な出来栄えで、食べるのをためらってしまうほど。

各アニメやゲームの公式商品として売り出されてもなんら不思議はないですし、「これ公式商品なんだよ」と言われたらきっと、みんなすんなり受け入れてしまうことでしょう。

【「アニメやゲームが好き」→二次創作的活動として和菓子にたどり着く】

オ匠さんにキャラクター和菓子を作り始めたきっかけを聞いてみると、「アニメやゲームが大好きで、何か二次創作的な活動ができないかと考えて、職である和菓子にその思いをぶつけた事がはじまりです」と話してくれました。

和菓子のモデルとなるのは、「基本的に自分が好きな作品やキャラ」とのこと。

一方で、その時々の流行に影響を受けたり、他の人の絵や造形物の作品を目にして「自分も作ってみたい!」と勢いで作る場合もあるらしく、おおいに納得。どうりで作品の幅が広いわけだわ~!

【1つを制作するのにかかる時間は?】

1つ1つの和菓子は細部に至るまで精巧で、ズームして見ても非の打ちどころがありません。これだけのものを作り上げるには相当時間がかかりそうだけど……。

オ匠さんいわく、「物によって幅はありますが、頭の中での作業の構成を入れても、だいたい30分〜1時間程度で1つの和菓子を仕上げています」とのこと。

いいですか、みなさん。ここで注目すべきは「 “構成作業を入れて” 30分〜1時間程度」という部分です。いくら和菓子職人とはいえ、レベルが高すぎるううう!!!

【「見せ方」へのこだわり】

制作自体はそんなに時間がかからないものの、「色を作るのと、肉眼とカメラでの見え方の差を調整するための細かい手直しに、かなり時間がかかっています」と、オ匠さん。

物も人も、肉眼で見るのとカメラのレンズを通して見るのとでは、たしかに全く印象が違うものです。

和菓子の完璧な仕上がり具合はもちろん、 “見せ方” にとことんこだわる点にも、熱い職人魂を感じてしまうわ……。これからの作品も、楽しみにしておりま~す!

参照元:Twitter @otakumi_wagasi
画像=オ匠@キャラ菓子 used with permission
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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▼1時間以内で仕上げたとは思えない…(すごい)

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