きっと誰もが1度はやったことがあるであろう「人生ゲーム」は、いつの時代にも親しまれてきた国民的ボードゲーム。タカラトミーより1968年から発売されて、今年2018年に、とうとう発売50周年を迎えます。

累計出荷数1500万個を誇る人生ゲームの50周年記念商品は、その名も「人生ゲームタイムスリップ」(希望小売価格 3980円 / 以下すべて税抜き)。

2018年3月31日に発売されたこのゲームの特徴は、名前にあるとおり “タイムスリップ” 。人生ゲームが初登場した1968年から現在の2010年代まで、さらには50年後の未来まで含めた約100年間を行き来しながら、これまでの日本の流行や出来事を体感できちゃうらしいんです。

【時代ごとに設けられた「マス目」にジワリ】

1968年から始まるコースは、1970年代~2010年代まで年代ごとに5つのメインコースに分かれていて、それぞれ当時話題となった物やことにまつわるマス目が用意されているとのこと。

たとえば「安定景気でみんなハッピー」がテーマの1970年代には、「オイルショック!買いだめに走る」「ビデオデッキの使い方がわからなくて録画失敗」といったマス目が。

一方で「ゲーム感覚でも絶好調!」がテーマの1980年代には、「テレホンカードが便利で、長電話する」「導入されたばかりの消費税をはらい忘れる」

「バブルのピークで大儲け!からの……」がテーマの1990年代は、「お立ち台の扇子で競り勝つ」「着メロに凝ったのに電話が鳴らない」などのマス目があるんです。

【2000年問題と2000円札にグッとくる世代です】

今挙げたワードはどれも、各世代を体験している人にとってはおそらく、胸にグッとくるものばかり。

なおわたしが「あ~! そんなこともあったね~!」と深く頷いてしまったのは、2000年代の「パソコンが2000年をカウントできない」「2000円札を使ってみたくて買い物に行く」というマス目でした。

2000年問題に2000円札……たった10数年前の出来事なのに、はるか昔に感じられるのはわたしだけなのでしょうか。

特に2000円札は始めこそ珍しさのあまりありがたがっていたものの、途中からは「使いにくいわ~」と厄介者扱いしていたっけ。あのころ巷を賑わせた2000円札たち、今どこでどうしているのかしら……。

【「未来ステージ」まであるところがイイね◎】

そのほか「ネット活用で勝ち残れ!」がテーマの2010年代には、「クラウドファンディングで商品開発」「地上デジタル放送移行で、アイドルの笑顔も鮮明!」といったマス目があったり。

これからずっと先の “未来ステージ” には、「ロボット先生が登場。遅刻したらすぐばれた」「宅配ドローンでラーメンを注文する」があったりと、盛り上がる要素が盛りだくさん♪ 幅広い世代に渡って楽しめるのではないかと思うんです。

さらに「職業カード」を裏返してランクアップすることで、給料がアップするのはこれまでと同じですが、この商品では人生ゲームで初めて、年代によって給料が変動する仕組みになっているんだとか。さらには資産となる「お宝カード」も、時代に応じて価値が変動するんですって!

【50周年記念企画、ものすんごいことになってます!】

ちなみに……人生ゲーム50周年を記念して発売される新商品は、これだけにあらず!

2018年が創刊50周年となる集英社「週刊少年ジャンプ」とコラボした「週刊少年ジャンプ人生ゲーム」(希望小売価格 4500円 / 2018年7月発売)や、2018年にデビュー30周年を迎えるロックバンド「B’z」とコラボした「B’z 人生ゲーム」(価格未定、展示会「B’z 30th Year Exhibition “SCENES”1988-2018」会場限定)が発売されるそうで、どちらもめちゃくちゃ気になる~!

イベントやキャンペーンもモリモリ企画されているようなので、詳しくは参照サイトをチェックしてみてくださいね★

参照元:プレスリリースタカラトミーYouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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