定番アイスとしてみんなに愛される「ガリガリ君」や、不穏なCMで注目を集める「チョコミントアイス」などで知られる赤城乳業。こちらにもうひとつ、ロングセラーとなっている商品があることを、みなさんはご存知でしたでしょうか。

その商品の名前は、「ガツン、とみかん」。読んでそのまま、みかんキャンディーの中にそのままみかん果肉をガツン!と入れた、搾りたてジュースのような味わいが特徴のフレッシュな棒付きアイスです。

今年めでたく20周年を迎えたという「ガツン、とみかん」。しかしながらどうやら、知名度はいまひとつのようで……。

【めっちゃいじけてるじゃん】

このアイスの存在をわたしはずいぶん前から知っていたし、好んで食べているのですが、 Pouch 編集部の20代女子スタッフは開口一番「わたしこれ知らなかったです!」と一言。

“知名度が低いらしい” という事実は「ガツン、とみかん」本人(?)も自覚しているようで、公式ツイッターでは「ガリガリ君より売れてないボクの20周年なんて……」とぼやくほど。

また公開されている20周年にまつわるエピソード漫画も自虐満載で、「発売から20年たっているけど、赤城乳業にはみんなに愛されるガリガリ君というスターがいる。だから僕なんて……」といった具合に、完全に “いじけモード” に入ってしまっているんですよね。

【自虐とシュールのコンポが赤城乳業らしくてイイね!】

しかしこの漫画の展開が、非常に面白い!とツイッターユーザーのなかで話題になっていた模様。最大で4万5000を超える「いいね」を集め、1690を超えるコメントが殺到していたんです。

ストーリーは、あえて “売れてないのに20周年” という部分をフィーチャーする、といったもの。

いじける「ガツン、とみかん」本人をよそに、デザイナーが「売れてないのに20周年キャンペーン」なる企画を打ち出して、社長に直訴。


突っぱねられるかと思いきやすんなりOKが出ちゃうといった流れになっておりまして、このシュールな感じ、めちゃめちゃ赤城乳業っぽいんですけど~!

【胴上げされてハッピーエンド♡】

漫画のラストには、「ガツン、とみかん」がたくさんの人たちに胴上げされているシーンがあって、ちょっぴり感動を覚える部分も。

全4編にわたる漫画には「ガツン、とみかん」のファンからもたくさんの声が寄せられ、漫画はそのことに対する感謝の言葉と、「ガツン、とみかんが大好きな人が、ガツン、とみかんを知らない人にオススメしてくれたら 世界が平和になる気がした」といったメッセージで締めくくられていました。

【売れてないことが信じられないくらい美味しいですよ】

「ガリガリ君」よりもむしろ「ガツン、とみかん」推しのわたし的には、甘酸っぱくて爽やか、なおかつ食べ応えもしっかりとあるこちらのアイスは夏場に超おススメ!

1本75kcalとヘルシーなのにフルーツをもりもり食べたかのような満足感を得られるので、未体験というあなたは、だまされたと思って食べてみてほしいっ。きっと、いや絶対、後悔させませんので……!

参照元:Twitter @gatsunto20、赤城乳業株式会社[1][2]
画像提供:ガツン、とみかん
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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