次々とユニークな商品を提供し私たちをいつも楽しませてくれるスターバックスですが、食べ物や飲み物ではない部分での新たな試みが導入されようとしています。

先日スターバックスが発表したのは、2020年までに現在使用しているプラスチックストローの使用を廃止するということ。現在、アメリカの一部店舗ではすでに新しいスタイルが取り入れられていますが、今後は世界的にも段階を追って広めていくそうです。

スタバといえば緑色のちょっと太めのストローがおなじみでしたが、あれがなくなるなんて! それにストローがなくなるなら……どんなふうにカップから飲むことになるの!?

【幼児用マグのようなカップが登場】

プラスチックの廃棄は、世界的に大きな課題となっていて、自然科学雑誌ナショナルジオグラフィックも、プラスチック問題を雑誌でとりあげ、書店配布用のビニール包装を中止するなどしています。

でも、スターバックスのプラスチックストローが2020年までに廃止になると聞くと「カップに口をつけてそのまま飲むのにはちょっと抵抗が……」と思う人もいるかもしれません。でも、そうはならないのでご安心を。


替わりに新たに登場するのは、飲み口がついたフタのあるカップ。これは「sippy cups」という愛称で呼ばれ、アメリカの一部のスターバックスではすでに導入されているみたい。「sippy cups」とは幼児用マグのことですが、その名のとおり、飲み口がちょっと突き出ている感じになっていてなんとも可愛らしいデザインです。

とはいえ、フラペチーノなどはやっぱりストローじゃないと飲みにくい! そうした場合には、紙製や堆肥可能なプラスチック製のストローが提供されることとなるようです。

【サステイナブルな社会に貢献してる!】

これにより年間10憶本のプラスチック製ストローの削減になるというスターバックス。「サステイナブル(持続可能)な社会」が叫ばれる現在、廃棄物の削減と環境保全を考えればこれはよい決断といえるのではないでしょうか。

気になるのは「日本ではいつから導入されるようになるのか」ですが、それは今後の情報をもう少し待つこととなりそうです。

参照元:Starbacks.comdelish
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch