これまでも「三億円事件ツアー」などユニークなサービスを行ってきたタクシー会社の三和交通。この夏に始めたオリジナルサービス「SP風タクシー」が、今ネットで大きな話題となっています。

SPとは、要人の身辺を警護するセキュリティポリスのこと。イメージ的には黒スーツにサングラス。政治家や国外からの賓客などの行く先について回っている姿を、テレビで見たことがある人も多いのではないでしょうか。

あのSP風スタイルでタクシーの運転手をしてくれるサービスということで、乗るほうはVIP気分を満喫できること間違いナシ! そこで、なぜこんなユニークなサービスを思いついたのか三和交通に尋ねてみることに。

【どんなサービスなの?】


ドライバーがSP風のスタイルでタクシー業務を遂行するという「SP風タクシー」。サービスの特徴としては

・基本的にポーカーフェイスでの対応
・拳銃はおもちゃの水鉄砲
・強そうに見えるけれど弱い
・イヤホンはどこにも繋がってません
・外国語100か国語以上対応可能(ただしGoogle翻訳を使用)

などなどゆる~い感じに思わずツッコミ不可避! こんなん逆に乗ってみたくなりますよね。

【このサービスを始めたきっかけ】

それにしても、なぜこのようなサービスを? きっかけについて三和交通に尋ねてみたところ、次のような回答をいただきました。

「実はSP風タクシーを発表する前に、自動運転をコンセプトとした『黒子のタクシー』をリリースさせていただきました。こちらが予想外に国内外から反響があり、続編としてSPタクシーと忍者タクシーが生まれることなったんです。

東京オリンピックに向けたインバウンド需要を見込んでおり、空港定額タクシー(空港からの料金が一定額のプラン)などと合わせてVIPな体験をしていただけるかと思います」


Pouchでも過去に紹介した「黒子のタクシー」は、運転手が必要最低限の会話しかせず筆談で対応するというもの。そして「忍者タクシー」は、運転手が日本伝統の忍者装束で業務をおこなうというもので、今もサービス提供中です。……いやあ、どれもこれも特殊すぎるって……!!


というわけで、ふだんとはひと味ちがうタクシー体験をしたい人は「SP風タクシー」への乗車をぜひ。インスタなどにSP風運転手さんとのツーショットをアップしたら、かなりの反響がありそうですね。

取材協力:三和交通 SP風タクシー
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch

▼SP風タクシーの特徴