これまでもPouchでは本物にしか見えない手描きの絵をいくつかご紹介してきましたが、今回ご紹介する作品にも皆さん、驚くはず。

澄んだ瞳で凛と前を見据える美麗なユキヒョウ。とても緻密に描かれていて、これがすべて色鉛筆で手描きされただなんてとうてい信じられないのではないでしょうか。

しかも! これを描いたのは弱冠16歳の男子高校生なんです。幼いころから絵の英才教育を受けているの!? 作品にはどのぐらいの時間をかけてるの!? 気になったので、作者の「長靴をはいた猫」(@erumo_0384)さんにお話をうかがってみました。

【鉛筆&色鉛筆で模写作品を制作】

色鉛筆、鉛筆で模写をしている「長靴をはいた猫」さん。今回のユキヒョウの絵も完成までの過程がメイキング映像としてツイッターに投稿されていますが、使っているのは本当に鉛筆と色鉛筆のみ!

最初は真っ白だった紙に黒い線でユキヒョウが描かれ、青い瞳に生気が宿り、繊細な毛並みが生まれていく様子はまるでマジックでも見ているみたい!

もう一度言いますけど……これ、高校2年生の男の子が描いたってマジですか……!?

【色鉛筆歴はまだ1年半!】

さて、ここで「長靴をはいた猫」さんご本人へインタビュー。まずはプロフィールを尋ねてみたところ、普通高校に通う16歳で学校ではバトミントン部に入っているとのこと。

絵の専門学校に行ったり絵画部に入ったりしてるわけじゃないんですね! じゃあ、色鉛筆画はいつから始めたんでしょうか?

「高校の入学祝いで色鉛筆を買ってもらってからなので、色鉛筆歴は1年半。鉛筆で絵を描き始めたのは、中学3年のときから本格的に家で描き始めました」

えぇーーーっ、色鉛筆歴1年半でこんな絵が描けるだなんて! いったいどうやって習得したんでしょうか。

「Twitter仲間や、絵が好きな親、YouTubeにて色鉛筆を学びました!」

とくに絵画教室などに通ったわけではないんですね! ご両親も絵は好きだけど美大出身などではないそう。これまたビックリ。

今回の作品に関して、モデルにしたものや、こだわったところなどを教えてください。

「Instagramで@b_u_n_aさんという方の素敵な写真が目に止まったので書かせていただきました。こだわったのは光が当たっているように見せること。そのために背景を写真のぼかしのように見せるようにがんばりました!

大変だったのは下描きの時に紙に毛並みのような傷をつける作業です! これをすることによって塗ったときに削っている部分だけ色が入りづらいので、白い線が浮かびあがってくるんです」

ちなみに、制作にかかった時間は30時間ほどですが、一日に最大でも2時間ほどしか集中力がもたないため、実際には何日もかけて描いたそうです。

【ネットでも感嘆の声】

ツイッターでは彼のユキヒョウの絵に対し

「凄すぎるわ……」
「生きてるみたいです」
「これが『神業』か!!!」
「写真のようにみえるけど、写真よりもリアル。まるで目の前に本物のユキヒョウがいるみたいです」
「うちでは到底かなわない、ユキヒョウの美しさ、凛々しさなどの全ての事細かなことが表現されてて、感動」

といった声が寄せられています。

【今後の活動が楽しみです!】

彼のツイッターやインスタグラムでは今回のユキヒョウのほかにも、さまざまな手描きの絵やデジタルイラストの作品を公開中。デジタルイラストはまたテイストがまったく違って、才能の豊かさをひしひしと感じさせられます。

大きなポテンシャルと限りない可能性を秘めた、現在16歳の「長靴をはいた猫」さん。今後も楽しみながら素敵な作品作りを続けていってくださいね!

参照元:Twitter @erumo_0384Instagram @erumo_0384
Photo:長靴をはいた猫, used with permission.
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch

▼ユキヒョウのメイキング動画はこちら!

▼情報番組『ヒルナンデス』でも紹介されたそう!

▼他の作品も本当に素敵です