デザインや文字を組み合わせ、自分だけの製品を手に入れられるユニクロのサービス「UNIQLO CUSTOMIZE(ユニクロ カスタマイズ)」。ユニクロ製品でオリジナルTシャツやチームユニフォームなどを作れるとあって、近頃人気ですよね。

カスタマイズには、自分で作ったデザインを使える「シルクプリント」、文字や画像を組み合わせてオリジナルデザインを作ることができる「インクジェット/ 転写プリント」、そしてテンプレートを選んで文字を入力するだけで完成する「刺繍」の3種類があるとのこと。

今回、この中から「刺繍」を実際に試してみました。好きなモチーフを選んで文字を入力するだけで完成するとのことですが……その自由度や完成度は果たして?

【「WOMEN」のベース素材が少ないっ】

カスタマイズは、ベースとなる商品を選ぶところからスタート。ですが、一覧から「WOMEN」を選ぶと2種類のパーカーしか表示されないではありませんか。少なっっ!


ちなみに現在は、ウルトラライトダウン2商品が追加されて計4商品となっているみたい。ウルトラライトダウンにも刺繍できるんだ! ……いやいや、それでも少ないな〜。

仕方がないので「MEN」から長袖のカットソーを選ぶことにしました。ユニクロのメンズをSかMで購入して着用することもあるので、まあよしとします。

【モチーフを選ぶよ】

続いては、刺繍モチーフを選択。野球ボールやサッカーボールなどのデザインから、王冠、ハート、イカリ、チューリップ、音符マークとこちらはかなりバリエーション豊か。わたしは、座っている黒猫のモチーフを選びました。

【文字入れの自由度は低め】

続いては、文字入れです。「刺繍」カスタマイズでは、デザインを入れられる位置が決まっていて、前面は左胸、背面は首元のワンポイント。

文字に使えるフォント(文字種)は、アルファベットが2種類、日本語が3種類で、文字の大きさを自分で変更することはできません。

最初は猫の鳴き声にしてくて「ニャー」やら「meow」やら入れてみたのですが、どうにもこうにも文字が目立つ……。


というわけで、苦しまぎれに「meow」をもじって「mellow」としました。意味だいぶ変わっとるがな。(mellow = 豊かで美しい,果物が熟しているなどの意)縦幅・横幅が決まっているので、5文字を越えると全体の文字サイズがやや小さくなるようです。

【通常の「ユニクロアカウント」は使えないので注意】

さて、いろいろ作って見比べたかったので、ここで一旦デザインを保存しようとしたのですが……「ユニクロカスタマイズ」へのログインに何度も失敗してしまいました。

おかしいな? と思い調べてみると、なんと、通常ユニクロのオンラインショップで利用しているユニクロのアカウント情報は、ユニクロカスタマイズとは共有できないようなのです。

つまり、はじめてユニクロカスタマイズを利用するときは新規アカウントを取得が必須。特にデザインの保存を希望される方は、お気をつけくださいませ。

【注文〜配達までは約10日間】

デザインが決まったら注文です。商品代金が1000円、刺繍代金が1140円、合わせて2140円となりました。送料・消費税込みで2795円です。

わたしが商品を注文したのは10月1日で、配達予定日は10月11日〜13日。実際に商品が到着したのは10月11日でした。注文から手元に届くまで約10日間、今回は特に遅延もなかったです。

【モチーフも文字もくっきり!】

さっそく身につけてみました。カットソーじたいは、肌触りが良くて暖かく、さすがユニクロという感じ。肝心の刺繍は、イメージしていたよりも文字サイズが大きかったです。


ワンポイントとはいえ、存在感あるなあ……。「ニャー」にしなくてよかった、ほんと。

そして仕上がりは、めちゃくちゃキレイ! 猫のモチーフも文字もくっきり。ほつれや生地のつっぱりなどもなく、洗濯にもしばらく耐えてくれそう。これはすごいや。

【自由度は低いけど簡単&キレイ】

総合すると「作るのがめちゃ簡単」「仕上がりがキレイ」という点で、文字の自由度の低さと引き換えではありますが、場面を選べばすごくありがたいサービスなのではないかと思いました。

子どもの服に名入れしたいときや、ちょっとしたチームウェアを作りたいときなどに活躍しそう。

ただ、オシャレさやオリジナリティをもっと追求したい! という人は「刺繍」よりも「シルクプリント」「インクジェット/転写プリント」のほうがよさそうです。目的に応じて、カスタマイズを楽しんでください〜!

参照元: UNIQLO CUSTOMIZE
撮影・執筆=森本マリ (c)Pouch

▼刺繍のサンプルや色見本もあります