日本各地で災害が起きた2018年……被災地を「買って応援」したい!

復興を応援するべく、被災地への旅行を考えている人や、旅行に行けなくても「買って応援」したいと考えている人も多いのではないでしょうか。

そこでPouch編集部は、被災された地域を中心に「#買って応援」をお手伝い! ということで、ふるさとを愛し、誰よりもふるさとの魅力を知る各地のアンテナショップの方々に聞いた名産品をご紹介していきます。地元民が本気でオススメするお土産とは……?

今回ご紹介するのは香川県の「あんもち」です。

【香川県は「お雑煮にあんこの入ったお餅」を入れる】


オススメ土産:あんもち
推薦文:「あんもち」とは文字どおり、餅の中にあんこが入ったもの。香川では餅をついたら、あんこを詰めて冷凍保存しておくのが一般的なんです。お雑煮に使う時は、冷凍のまま鍋に入れて煮立ったら完成。オヤツとして食べることもあります!

お雑煮に “あんこの入ったお餅” を入れる!? ウワサでは聞いたことあったけど、「あんもち」という呼び名があったんですね。さっそく、食べてみます!

【「だいふく」とは別物?】

あんこの入った餅といえば、ふつうは「だいふく」。はたして香川県の「あんもち」とは何が違うのか、パッケージから出してみると……全く違う! あんもちは餅部分が硬く、そのまま食べるのは難しいものでした。

【西京味噌のお雑煮に入れてみた】

では、香川流のお雑煮にして、あんもちを食べてみることに。西京味噌(白味噌)仕立てのお雑煮に、少し温めたあんもちを投入し。

ズズッと汁をすすってみると、西京味噌の味は普通の味噌よりも塩分控えめで、ほんのりとした甘さと米麹の味がしました。「この味噌の味ならあんこと合いそう!」と思ったものの、肝心のあんこは分厚い餅の壁に覆われて、なかなか出てきません。んが、これが醍醐味だったのです。

【あんこを溶かして味の変化を楽しむ】

お雑煮の温度で餅が柔らかくなると、徐々にあんこが溶け出てきました

早速食べてみると、あんこの甘みが西京味噌の優しい塩気を引き立たせ、さらに今度はあんこの塩気が西京味噌の甘みを引き立たせる、という……美味しいの連鎖が止まらないのです!

あんこが溶ければ溶けるほど味も進化し、美味しさが増していき、あっという間に完食。だけど、食べ終わってもすぐに食べたくなる味でした。

【地元民が愛し続けるグルメはやっぱり凄い】

雑煮にあんこ?と思っていたけど、一度食べたら納得する! このバランスは食べた人しかわからない黄金バランスが完璧に出来上がっているのです。

地元料理として愛され続けるにはちゃんと理由があるのだと思い知りました。そして本場の味が食べたくなった……。

あんもちは年末限定で香川のアンテナショップ「香川・愛媛せとうち旬彩館」で販売されています。お値段は770円。もし、作るより食べたいという人は、店内にあるレストラン「かおりひめ」にて(2019年1月4日〜15日まで)いただけます。

そして、末筆ながら、災害による損害からの、1日でも早い復旧をお祈りいたします。

取材協力:香川・愛媛せとうち旬彩館
撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch

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