怪我をした動物や救助が困難な場所にいる動物を救い出す専門家、アニマルレスキュー団体Hope For Paws。今回はアメリカのロサンゼルスの川べりに怪我をした犬がいるとの通報を受け出動しました。

現場にいたのは大型犬の犬種「マスティフ」。そこは河口や運河がすぐ近くにあるとっても危険な場所なのです。ドキュメンタリー映画のような見応えのある救出劇の一部始終をご覧あれ!

【恐怖に怯え逃げ続けるワンコ】

レスキュー隊員が橋の上から川べりに降りると、小走りに距離をおくマスティフ。左前足を怪我して歩き方がぎこちなく、それでも必死に逃げようとする姿は見ていて心が痛みます。

なかなか保護できる距離まで近づけず、レスキュー隊員をもう1名呼ぶことに。2人で挟み込むように近づき、レスキュー隊員の横を走り抜けようとしたところへ投げ輪状になった保護用ロープを口にかけ、無事に保護が完了。

【消防士さんのサポートでようやく地上へ】

保護の直後は怯えて吠えていたものの、どうやらとても大人しい子のよう。口輪をはずしてもらい、保護用ケージの到着を待ちます。

レスキューの一部始終を見ていたご近所さんが地元の消防士を呼んでくれており、川べりからケージをスムーズに引き上げてくれました。その瞬間、救出劇を見ていた人たちから歓声が! 見ているこちらも思わずガッツポーズです♪

【アリゾナ州にいる家族と無事再会】

動物病院での検査で名前や住所などが記憶されたマイクロチップを発見。名前がティンカーベルとわかり、アリゾナ州に住む飼い主と再会できることになりました!。飼い主さんによると、7月4日のアメリカの独立記念日にロサンゼルスで家族旅行をしていたところ、花火の音に怯えて逃げ出してしまい、離ればなれになっていたそうなんです。

保護施設から尻尾を振りながら、ルンルンとご機嫌な様子で出てくるティンカーベル。その様子に家族全員で喜び彼女を抱きしめます。飼い主さんもワンコも、お互いにもう2度と会えないと思っていたのでしょう。再会の幸せ溢れる様子に、見ているこちらも嬉しくなり目頭が熱くなっちゃうシーンでしたっ!

レスキュー隊や消防士そして地元の人たちみんなにサポートされて家族と再会を果たす、奇跡のような動画なのでした。

参照元=YouTube
執筆:入江ゆうり(c)Pouch