ひと口サイズのパンケーキに、スモークサーモンなどをトッピングした「ブリニ」。市販の小型パンケーキ(※)を使えばすぐに作れる、フランスの定番おつまみのひとつです。
※編注:小麦粉やそば粉で作ったパンケーキ自体のことも「ブリニ」と呼びます。もともとはロシア料理です。

「サーモンの代わりにワカモレ(アボカドのディップ)をのせてみよう!」と思い立ったものの、肝心のパンケーキ(ブリニ)を買い忘れたぁあああ! ブリニが食べたい、でもブリニがない。こんなとき、どうしたら……?

冷蔵庫の前で考えること数分、大根バターが頭をよぎりました。大根とバターが合うのだから、クリーミーなアボカドと大根だって、相性はいいはず。

試してみたところ……。これが想像以上においしくて(!!)、フランスの友人たちにも大好評でした♪ 大根とアボカドがあればすぐに作れるので、今夜のおつまみにいかがでしょう?

【材料】(10コ分)


大根・・・1/8本
アボカド・・・1/2コ
ニンニクのみじん切りまたはチューブ・・・少々
塩・・・少々
レモン果汁・・・小さじ1〜2
トッピング・・・ミニトマトや生ハムなどお好みで

【作り方】

1. ボウルに皮をむいてタネを取ったアボカドを入れて、フォークでつぶす。完全につぶしきらず、少々アボカドのかたまりが残るぐらいでOK。ニンニク、塩、レモン果汁を加えてよく混ぜる。これでワカモレのできあがり!

2. 皮をむいて薄く切った大根にワカモレ大さじ1/2を盛り付ける。そこにお好みのトッピングをのせたら完成。

※辛いのがお好きな方は、ワカモレを作るときに一味唐辛子やカイエンヌペッパーを少量加えてみてください。

【大根バターに負けないウマさ!】


まったりとした濃厚なアボカドが大根のおいしさを引き立てています。大根とアボカド、異色の組み合わせだけれど、これほど相性がよかったとは……! あっさり淡白な大根は、リッチでコクのあるバターやアボカドなどの食品とよく合うみたいです。

【これからは、チップスの代わりに大根!?】


ワカモレはもともとメキシコ料理で、トルティーヤチップスをディップしながら食べるのが定番。そして、パリッとした大根はチップスのような食感です。違和感なくいただけることが分かりました!

(つまり、ワカモレを食べるとき、チップスの代わりに薄くスライスした大根を使うとダイエットにもなりますね。濃厚なアボカドのおかげで満足度も高く、ちょっぴり食べ過ぎたとしても安心。なんたって、大根は低カロリーですから☆)

食にうるさいフランス人にも好評だったことだし、今後ワカモレと合わせるときには小麦粉やそば粉ベースのブリニではなく、大根で代用してみようと思います♪ みなさんも、ぜひ試してみてくださいね!

レシピ制作・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch