1888年の創刊以来、これまで数多くのグラフィカルな写真を発表してきた「ナショナルジオグラフィック」。インスタグラムアカウント(@natgeo)はついに全世界から1億人を超えるフォロワーを持つにいたるまでに。

2019年2月19日にこのフォロワー1億人超を記念して実施されたのが「#natgeo100contest」というハッシュタグを用いた写真コンテストです。

24時間という限られた募集期間の中で応募された写真は9万4000点以上! ナショジオの写真編集者とカメラマンはそれらのエントリーの中からトップ10を選出し、2月22日にインスタグラムのストーリー機能を使ってフォロワーたちから大賞を選ぶ投票をおこなったそう。

大賞を受賞したのはいったいどんな写真? 皆さんにもここでご紹介したいと思います!

【大賞を受賞したのはこの1枚!】

ナショジオのインスタフォロワー1億人突破記念の写真コンテスト。

大賞にはKetan Khambhattaさんという写真家が撮影したシマウマの群れの写真が選ばれたそう! 場所はケニヤのマサイマラ国立保護区だそうで、川に入りクロコダイルを探すシマウマたちの後ろをヌーたちがジャンプして横切っているというダイナミックな一枚です。


アフリカの大自然を凝縮しているかのようで、思わず魅入ってしまいますね。Ketanさんのインスタグラムに移動してみると、他の写真も大自然の動物たちを映した素晴らしいものばかりで、これは一冊の写真集でじっくりと眺めてみたい……!

【言葉なくとも伝わるのが写真の魅力】

海外サイトboredpandaによると、この他にファイナリストに残ったのが、コンゴ民主共和国にある国立公園の自然保護管をしている男性がマウンテンゴリラを抱き寄せている写真。Adam Kieferさんという写真家によって撮影されました。

ここは世界で唯一のマウンテンゴリラのためのリハビリセンターだそうで、男性とマウンテンゴリラとのふれあいの心が伝わってきて、こちらまで優しい気持ちに。写真は言葉がなくても多くのことを伝えられるものだということがあらためてわかります。

【自然や動物以外にもさまざまな投稿が】

自然や動物だけでなく、中にはこんな写真も。

Sebastien Nagyさんが応募したのは複雑に入り組んだマンションらしき建物。バルコニーのいたるところから植物が生えていて、なんともめずらしいビジュアルをしています。ちょっと近未来的な感じもあって、SF映画の一場面に出てきてもおかしくないような……。

【#natgeo100contestで写真をチェック!】

グランプリやトップ10には入らなかったものの、インスタの「#natgeo100contest」には今も興味をそそられる写真が13万点以上アップされています。ぜひ皆さんもそれらの作品から自然の偉大さや生命のきらめきなどを感じ取ってみてください。

ちなみにグランプリを獲得したKetanさんは、タンザニアへの撮影旅行が賞品として贈られるそう。これをきっかけに今後ますます素晴らしい写真を撮影していっていただきたいですね。

参照元:NATIONAL GEOGRAPHIC、Instagram @natgeo, #natgeo100contestboredpanda
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch