「鳥のように空を飛びたい!」

と、子供の頃に一度でも夢見たことある人は絶対に感動する。それが東京ディズニーシーの新アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」です。

このアトラクションは、シンプルに言えば「鳥のように世界中を飛びまわることができる」というもの。

本当に空を飛んでいるようなアトラクションの没入感もさることながら、ソアリンは建築や展示物に物語や魅力がたっぷり詰まった場所でもあるのです。

今回は、一部メディア限定で行われた「ソアリン特別ガイド」の体験レポをご紹介! ソアリンの内部、ストーリー、そして隠れミッキーなどをご紹介します!

【知れば100倍楽しめる! ソアリンの内部を知れる特別ガイドに参加】

ソアリンがあるのは、メディテレーニアンハーバーの丘にある「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」の中です。

このミュージアムは、空を飛ぶという人類の夢や研究成果の常設展と、飛行研究に情熱を注いできた女性カメリア・ファルコの特別展が開催されている……というストーリーが秘められています。そのカメリア特別展の展示物のひとつが「ソアリン:ファンタスティック・フライト」なのです。

そして今回案内してくれたのは、このミュージアムを運営している「S.E.A.」のメンバーであるソラダ・トブゾウさんです。

博物館の門をくぐり抜けると、空へ憧れた人類の夢と希望の様子をみることができます。

【中庭の絵画で隠れミッキーを探そう!】

奥に進むと、階段を降りたところに中庭が。そこにはガリレオ・ガリレイや、レオナルド・ダ・ヴィンチといった、空を飛ぶために研究してきた偉人たちが描かれています。

この巨大絵画には隠れミッキーがいるので、ぜひ現地で発見してくださいませ! 意外と見つけるのが難しかったよ……。

【ロビーの絵画はミュージアムの世界とつながってるよ】

そしていよいよ館内へ!

ロビーには、ミュージアムがオープンした1815年の様子や、ミュージアムの歴史にまつわる絵画が展示されています。ここの絵画はどれもロマンで溢れているのです!

ミュージアムの歴史がわかる絵画のエリアには、ちょんまげ姿の日本人の姿が! 

【世界の「空飛ぶ壁画」がユニーク】

お次は、常設展示会場へ。ここでは、飛行へのインスピレーションが育まれる作品や資料が床から天井までびっしり展示されています。

まず部屋の中央にはオベリスク(記念碑)がそびえ、土台にはS.E.A.が大切にしている4つの事柄(冒険、発見、発明、ロマンス)に関するモチーフが彫られています。

そして天井近くの壁画に注目には、世界中の人々が飛行に関する空想や願望や夢が描かれています。ゾウさんが飛んだり、忍者が忍法で飛んだり、「世界中の空を飛ぶ絵」を見ることができます。

壁画の下にあるコレクションには、生物学、考古学、テクノロジー、歴史の4つのカテゴリーに分かれて展示されいます。空飛ぶホウキ(?)などロマンあふれる展示物に囲まれていると、徐々に空を飛ぶことへの憧れが強く強くなっていきます!

【メインギャラリーのカメリアの肖像画に注目!】

そして次がメインのギャラリーなのですが、このミュージアムには不思議なウワサがあるんだとか……!


特別展示室のガイドもしてもらいたかったのですが、ソラダさんは館長に呼び出され、しばらくゲストだけでみることに。

カメリアの側には幼いころから相棒の鳥・アレッタがいる様子が描かれていました。彼女はアレッタのおかげで、空へ憧れを強め、より研究し続けてきた日々の様子が伝わってきます。

じっくり、うっとり展示物を眺めていると……!!!!!
(何が起きるかは、ご自分の目で確かめてね)

【いよいよ鳥になる瞬間が…!】

そして私たちは、カメリアが作ったドリームフライヤーが設置されているテラスへ向かいました。

ゲストが座ると……ドリームフライヤーは、テラスから飛び出し、鳥のように世界を飛び回りはじめるのです!

乗り物に乗っていることさえ忘れてしまうほどの没入感。ディズニーの高い技術力と、アトラクションへの愛と、夢をみる大切さをより知ることができました。ソアリンに出会えてよかった。私、感動して泣きそうになったよ……。

【出口の壁画のメッセージもステキです】

出口に戻ると、ガイドのソラダさんが戻ってきました。私たちの空飛ぶ体験を話すと「冗談でしょう?」と言ってきたものの、彼は最後に襟を正し、

そして出口には最後の展示物である壁画が描かれています。

そのメッセージは「あなたが夢を追い、さらなる高みに羽ばたけますように」とかかれているのだとか。

夢を信じた幼い頃の自分と、大人になった今の自分が共存する、そんな不思議な気持ちになる場所でした。

彼女の努力と夢の軌跡をたどり、ぜひ乗車してくださいね!

ボンビアッチョ(良い旅を)!

取材協力:東京ディズニーリゾート(c)
執筆:百村モモ
Photo:(c)Pouch