2019年10月12日に上陸し、日本各地に甚大な被害をもたらした台風19号。被災地の復興を応援するべく、被災地への旅行を考えているひとや、名物をお取り寄せしようと考えているひとも多いのではないでしょうか。

さて、長野県民の私にとって、千曲川流域の大被害には強い衝撃を受けました。同郷としてぜひとも何かstrong>「食べて応援」したいと思っていたところ発見、即購入した逸品をご紹介します。

被災を受けた小布施(おぶせ)町にある和菓子やさんの、どら焼きです。

【どら焼きの中身は、小豆ではなく栗粒のあん】

今回ご紹介するのは、和菓子やさん「竹風堂(ちくふうどう)」の「栗粒あん どら焼山」

どら焼きにはさむものといえば、ふつうは小豆のあんこ。でも、このどら焼きにはさまれるのは栗をつぶしてつくる「栗粒あん」です。日本有数の栗の名産地・小布施ならではの逸品だといえるでしょう。

どら焼きを割ってみると、栗の粒を残しながら練られた栗粒あんがお目見え。あんの深い茶色は、栗に糖分を加え加熱しながら練っていく工程で自然に現れるものなのだそう。栗本来の美味しさを小細工せずに活かしている証でもあります。

【栗を活かした優しい甘みです♪】

栗粒あんには、栗粒が贅沢にゴロゴロと入っています。栗をつぶしすぎず、ほっくりとした食感を楽しめる粒を残しながらも、なめらかで、ねっとりとした舌ざわりの絶品あん。栗の香りとうまみがよく活きる、上品な甘さになっています。

一方、あんを包むやわらかい皮も、パサパサさと対極の、しっとり、ふわふわ。このしっとり感と優しい甘さが、栗粒あんとよく合いますよ~。

【直営店やSA/PA、県外の取扱店、オンラインショップで購入可能】

こちらのお菓子は、長野県内にある直営店のほか、長野県内の高速道路サービスエリア、オンラインショップなどで手に入ります。ちなみに私は長野県のサービスエリアで購入しました。

旬を迎えた栗が使われたこの絶品菓子、見つけたならぜひ楽しんでみてください!

末筆ながら、災害による損害からの、1日でも早い復旧をお祈りいたします。

参考リンク:竹風堂
執筆:信濃タオ
Photo:(c)Pouch