冬のおしゃれは寒さとの戦い……! 寒い日だってスカートを履きたいのが乙女心。そんな真冬の乙女を救う1200デニールであたたかいのに黒ストッキングのように透けて見えるタイツがある!」という情報がネットで話題になっていました。

でも、1200デニールなのに本当に薄く見えるの? 太って見えない? と気になることもたくさんあったので、実際に履いてみました!

【そもそも「デニール」とは?】

タイツを選ぶときによく「デニール」という言葉を目にしますよね。数字が大きいほど厚手、小さいほど薄手のイメージがありますが、そもそもこの「デニール」とは、タイツを編んでいる糸の太さ(重さ)の単位だそう。

9000mに伸ばした糸が1gだったら、その糸は1デニール。80デニールのタイツなら、9000mで80gの重さを使っている、ということらしいです。

それにしても1200デニールってあまり聞きませんよね。0が1個多いんじゃない? と疑問に思ってしまいますが、実際はどのぐらい厚いのでしょう……?

【これが1200デニール…!】

実物を手にしてびっくり! 裏地はまるでテディベアのようなもこもこの起毛生地で、「履く毛布」と言っても過言ではなさそうです。私がこれまで履いていたタイツの厚さを遥かに超えるふわふわ感……これは暖かそう!

【パンプスは履けるの?】

でも、この生地だと分厚いからいつものサイズのパンプスが履けなくなっちゃうのでは?と思ってしまいますが……

なんと、足首のところに切り替えが! 足首から下は普通のタイツのような薄手の生地になっているです。

表からはよ〜く見ると切り替え部分に色の差がありますが、そこまで気にならない程度。これならいつものパンプスも履けそうです。

【いざ、試着!】

実際に履いてみると……たしかに薄手の黒ストッキングぽく見える!

テディベアが脚を包み込んでくれているようなものなので当たり前と言えば当たり前なのですが、普通のタイツより格段に暖かいです。

そして、これが1200デニールだと知らない周りの人にはほとんど気にならなかったようです。

1日このタイツを履いていて、しばらく一緒にいた家族や友人に「このタイツ、おかしくない?」と聞くと全員「え、何が?」ときょとんとした顔をしていました。

「実は1200デニールの分厚いタイツなんだよ〜!」と種明かしをすると、またまた全員が「全然気が付かなかった!普通の薄いタイツだと思った」という反応でした。

【実際に履いてみて感じたメリット・デメリット】

<メリット>
薄手のタイツに比べるととにかく暖かい!
・ 意外と周りの人にはバレない。
・ 足先は薄手なのでパンプスも履ける!

<デメリット>
生地の厚み分、脚が少し太くなる(素足と比べると+1.5cmの太さでした)
・ よ〜く見ると足首の切り替えが分かる。
・ 足先が薄手なおかげでパンプスが履けるのはメリットだけど、その分つま先はちょっと寒い……。
・ 生地が厚手で圧着タイプなので、締め付け感が苦手な人には窮屈に感じられるかも?
・ ひざの部分などが少したるみやすい。

私は152cmと小柄なので、もしかしたら背が高い方なら生地がたるみやすいというデメリットは気にならないかもしれません。

【寒い季節の心強い味方になってくれそう!】

でも、自分では足首の切り替えやたるみが目立って不自然な見た目になるかなぁ?と心配していましたが、自分以外には全く気づかれなかったので、防寒用のタイツとしては本当に優秀だと思います。

私は楽天市場の通販で1880円(消費税込み・送料無料)で購入しました。冬にもスカートを履きたい!というときには心強い味方になってくれる1200デニールタイツ。寒い日だって、自分の好きなスカートでおしゃれを楽しみましょう!

参考リンク:Bruck楽天市場日本科学繊維協会
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch