2020年4月22日夜、メディア各社が報じた「キャスキッドソンの日本法人が破産」というニュース。

帝国データバンクの発表によると、同日に東京地裁へ自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けたといいます。

ニュースが流れるや否やツイッターには悲しみの声が広がっています。

【自己破産に至った経緯】

キャスキッドソンといえば、レトロな風合いの花柄アイテムで有名。

ブランド発祥の地・イギリスを中心に、アイルランドや日本で展開されていましたが、2019年3月期に債務超過の状態に。その後、緊急事態宣言が発令されたことを受けて先行きの見通しが立たなくなり、自己破産に至ったといいます。

【悲しみの声が続々集まる】

ニュースを受けて、ツイッターでは一時「キャスキッドソン」がトレンド入り。寄せられたコメントの多くは

「大好きだったからショック」
「だんだん楽しめるものが無くなっていくような……」
「学生の頃から大好きでした。今持っている、バッグ、アクセサリー、食器を大切に使います 憧れのロンドンの実店舗に行ったのもいい思い出」
「コロナ終わって店舗再開したら、エコバッグほしいとか、あの柄再販しないかなとかいろいろ考えてたのに。イギリスのお店も行ってみたかった。」

といった悲しみの声で、キャスキッドソンとの思い出を語る人もたくさんいました。

また、「今持っているキャスキッドソンのアイテムを大事に使っていきたい」と宣言する人や、お気に入りのアイテムを載せる人もたくさんいました。

タイムラインを追えば追うほど、キャスキッドソンがどれだけ愛されてきたのかがわかって、大きな喪失感を感じずにはいられません。

【本国でも全店舗を閉店】

4月23日11時時点で、日本の公式通販サイトは「メンテナンス中」の状態。公式ツイッターも更新されておらず、今後どうなるかは不明。

また、イギリスにある親会社も、新型コロナウイルスの影響により、国内の全店舗を閉鎖しているそうです。どうか、今後もオンラインショップなどで商品が買えることを祈るばかりですね。

参照元:帝国データバンクTwitter検索 キャスキッドソン
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:(c)Pouch