新型コロナウイルス対策として、リモートワークする人が増えています。

家族と一緒に過ごす時間が増える中、お金に関する情報サイト「マネ会」が既婚女性525名を対象に「自粛が結婚生活に与える影響」を調査したところ、自粛に伴い「パートナーと過ごす時間が増えた」と回答した人は約65%いたそう。

夫婦仲はどのように変化したのかなど、気になる問題に迫っています。

【「一緒に過ごせて嬉しい・嬉しくない理由」にご注目】

自粛に伴って「パートナーと過ごす時間が増えた」と回答したうち67%が「一緒の時間が増えて嬉しい」と答えています。

嬉しい理由として挙げられているのは

・一緒に余暇を過ごす時間が増えたから
・パートナーがより家事(子どもの世話を含む)を手伝ってくれるようになったから

など。反対に、嬉しくない理由として挙げられていたのは

・1人の時間がなくてストレス
・家事(子どもの世話を含む)が増えた・パートナーが手伝ってくれない

といったもので、表裏一体という感じ……!

【家事を手伝うようになった割合は!?】

ここで注目したいのは「家事を手伝う・手伝わない」問題です。

「パートナーと過ごす時間が増えた」と回答した人のうち、パートナーが “もともと家事を手伝ってくれていた” のは233名。そのうち約半数は「以前より手伝ってくれる機会が増えた」と答えています。

いっぽうで、パートナーが “もともと家事を手伝っていない” と回答した人の数は113名。

そのうち手伝ってくれるようになったのは49名にとどまり、以前と同様に手伝わない割合の方がやや多くみられました。

家で過ごす時間が増えるのと比例して家事をする時間も増えるので家事の分担は大きな課題でしょう。特に、お子さんがいる家庭では3食とも作ることになって、家事疲れしているといったニュースもしばしば。

【夫婦仲は「変化していない」】

こうした結果を踏まえて気になってくるのは、「自粛によって夫婦仲はどう変化したのか?」という問題。

もっとも多かったのは「変化していない」で211名。

次に多かったのが「仲が深まった」で、回答数は85名。「悪くなった」(29名)よりは多いものの、大多数が「変化なし」だったことが興味深い!

ちなみに私の周囲からもこのアンケートと似たような回答で

「パートナーと一緒に過ごす時間が増えてストレスを感じることはあるけど、特に仲が変化したというわけではない」

といった声が多く聞こえてきます。さてみなさんは、この結果をどう感じたでしょうか。

参照元:プレスリリース
Photo:ぱくたそ
執筆:田端あんじ (c)Pouch