フランスで暮らしていると「え、そんなことするの!!」と、驚くことがいっぱい。日本では知ることのなかった事柄が、日常のあちこちに転がっています。それはもう、ネタの宝庫!

そんなわけで、南仏での暮らしの中で見つけた、おもしろいことや意外なモノをどんどんお伝えしていきます♪

本日はフランスで生活して驚いた「メロンに塩をかけて食べる」お話です。

【メロンに塩をかけるですと…!?】

マルシェでもスーパーでも、今の時期には山積みになって売られているメロン。甘くてジューシーなメロンは、ここフランスでも、夏によく出回ります。

ある日、買ってきたメロンをカットして食卓に出したところ……。フランス人の夫が、メロンに塩をかけて食べ始めたではありませんか!

メロンに塩……!!!!!!! 

スイカに塩は日本でも定番けど、メロンに塩っていうのは初耳なんですけど!

【塩をかけたメロンのお味は?】

メロンには塩だよ。小さい頃からこうやって食べてるもん」と夫が言うので、私も試してみることに。夫のマネをして、切ったメロンに塩を軽くふりかけます。

すると、どうでしょう。おぉ〜! セ・イパー・ボン!!!(C’est hyper bon/※フランス語でめちゃめちゃ旨い!)と、思わず口にしてしまうほどのおいしさ。

塩をかけることによって、メロンの甘味が強調されると同時に、なぜかまろやかさも感じます。なんだこれ、スゴイぞ!!

【フランス人みんなが「メロンに塩」ではないけど…】

前菜の定番「生ハム&メロン」のように、夏のフランスでは、旬のメロンに塩気のあるものを合わせて前菜として食べたりもします。

では、メロン&塩の組み合わせがフランス定着しているのかというと、そういうわけではないみたい。

フランス人の夫の家族曰く「メロンに塩を合わせることが多いのは、塩スイーツが有名なフランス北部ならではかも」とのこと。南仏の友人たちは「メロンに塩はかけない」というので、地域によるのかな?

なにはともあれ、“メロンに塩”は相性抜群。次回メロンを食べるときに、みなさんも試してみてはいかがでしょう? キリッと冷えた辛口白ワインによく合うおいしさですよ。

撮影・執筆:sweetsholic
Photo:(c)Pouch