年末に映画『AKIRA』のドルビーシネマ上映が決定! 2020年12月4日から全国7館のドルビーシネマ導入館で公開されます。

第1報が流れるや否や、ネットは大盛り上がり。一時はツイッターでトレンド入りも果たしたほどです。

『AKIRA』が劇場公開されたのは1988年。30年以上の時を経てもなお、なぜこれほどまでに人々は熱狂するのか……

今回は「今だからこそ『AKIRA』が話題になる理由」について語りたいと思います!

【理由その1:現実と二次元が交錯する設定】

大友克洋さんが原作・脚本・監督を務めた『AKIRA』の舞台は2019年の「ネオ東京」

1988年7月16日に関東地方で「新型爆弾」が炸裂して第三次世界大戦が勃発。それから31年後の2019年、新首都となった「ネオ東京」で繰り広げられる物語です。

また物語の背景には「2020年に東京オリンピックを控えている」という設定があるのですが……ものすご~~く現実とリンクしていますよね?

今だからこそ『AKIRA』が話題になる理由の1つ目は、まさにこれ!

原作の連載時には2020年の東京オリンピック開催が決まっていなかった点も興味深く、決定したときにはネットを中心に「予言の書だ!」と話題になりました。

【理由その2:1988年と2020年の「最新鋭技術」が同時に味わえる】

1988年公開当時の最高技術で製作された『AKIRA』。製作期間3年、総制作費10億円をかけて作られたという色彩鮮やかなド迫力の映像は、1度観たらもう、頭から離れることはありません。

そんな『AKIRA』を、2020年最新技術のドルビーシネマで観られるなんて胸アツすぎるっ!

なおドルビーシネマとは、最先端の光学・映像処理技術を採用したシステム。パワフルな映像と立体音響によってダイナミックな映像体験ができる上映方法です。

従来は潰れてしまっていた明るい光や隠れてしまっていた暗部の深いディテールが表現されることで、今まで見たことがないような没入感あふれる映像体験ができるそう。

世界中でオマージュされまくっている「金田のバイクのスライドブレーキシーン」をはじめ、ただでさえ迫力ある映像を、もっとリアルに楽しめるというのは大変幸せなことです……!

【理由その3:最高の音響で『金田のテーマ』を体感できる】

『AKIRA』の魅力を語る上で欠かせないのが、アーティストグループ「芸能山城組」による音楽。その中でも『金田のテーマ』はあまりにも有名です。

インドネシア・バリ島のケチャを思わせる幻想的なイントロ、囁き声のようなコーラス、夢に出てきそうな「らっせ~ら~」というフレーズ……

公開当時の時点で鳥肌モノの楽曲でしたが、これをドルビーシネマという最高の音響で体感できるだなんて興奮します。

もはや『金田のテーマ』を聴くためだけに映画館へ足を運びたくなるわ~!

【そりゃ盛り上がりますよね~!】

現実とリンクした物語を「2020年の日本」で観られるだけでもワクワクするのに、最高の映像技術&音響で体感できるのですから、盛り上がるのも納得です。

映画を観たことがある人はもちろん、未体験という人も、この機会をお見逃しのないように~!

なお上映館の詳細については、東宝の公式ツイッター「東宝映画情報」をチェックしてみてくださいね。

参照元:Twitter @toho_movie、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会