2021年1月9日にフジテレビ系でスタートした、東海テレビ「オトナの土ドラ」シリーズの新作『その女、ジルバ』。原作は「第23回手塚治虫文化賞マンガ大賞」受賞した有間しのぶさん作の同名コミックです。

主人公は40歳になったばかりの新(池脇千鶴さん)。

カネなし・恋人なし・夢&希望もなしと人生どん詰まりだった新を救ったのは、町の片隅にあるバー「オールドジャック&ローズ」でした。

ドラマは放送直後から大反響。私も新と同じアラフォー世代なので、心に響きすぎて涙してしまいました……(泣)。

【ざっくりとあらすじ】

憧れのアパレル業界に入ったものの、左遷されて、物流倉庫の作業員として働く新。

ただでさえ「崖っぷち」の状態なのに、新しくやってきた上司にリストラされそうになってしまいます。

しかもこの上司は新の元カレ。結婚直前だったのに、新と別れて若い子に乗り換えた……という過去があり、なおのこと憎らしい~~~!

そんなときに出会ったのが、40歳以上のホステスしかいないバー「オールドジャック&ローズ」

「家に帰ってゆっくり考えてたら絶対あきらめちゃう。
なにかしないと。今ここで新しいなにかをしないと
私は私の人生を嫌いになっちゃう」

導かれるようにしてホステスとなった新は、優しくパワフルなお姉さま方に励まされて、新たな人生へと足を踏み入れるのです。

【年齢問わず女性たちが共感!】

ドラマ公式ツイッターには、たくさんの反響が寄せられています。

コメントの多くは女性からのもので、

「池脇さんの役柄の設定があまりにも自分の人生と重なってて古傷が痛みました……」
「思わぬ共通点、前向きな彼女の姿勢、そして涙に、すべてに感動してしまい、思わずうるっと……来週からも見ます!」

というふうに、共感の声が多々。

また劇中に「誕生日を祝ってくれるのはネット通販の宣伝メールだけ」という描写が出てくるのですが、視聴者からは

「私は20代だけど誕生日を祝ってくれるのは宣伝メールだけ。ものすごく気持ちがわかって惹き付けられました」

といった声も寄せられていました。

このシーンは本当にリアルだったし、年齢問わず「わかる」と感じる人は多いのではないでしょうか。

【常連になりたいし、こんなふうに年を重ねたい】

また多く見られたのが「元気をもらえた」という声です。

バー「オールドジャック&ローズ」のお姉さま方はとてもパワフルで、「女は80からよ!」と元気いっぱい。

そのうえ包み込むような優しさもあって、新を囲んでバースデーソングを歌うシーンでは、感動で涙がこぼれてしまいました。

愉快な仲間たちが集うバーを営むのは、美しき女主人・くじらママ(草笛光子さん)。

本当に魅力的な女性で「私もこのバーの常連になりたい~! そしてくじらママみたいに年を重ねたい~!」と強く思った次第です。

笑って泣けて、元気をもらえるドラマ『その女、ジルバ』。

ホステス「アララ(源氏名)」として生まれ変わった新が、どんなふうに人生を切り開いていくのか、とっても楽しみです~!

参照元:東海テレビInstargram @dodra_tokaitvTwitter @tokaitv_dodra
執筆:田端あんじ (c)Pouch