ここ最近、問題となっている「生理の貧困」。つい先日、東京・豊島区が生理用品の無料配布を実施して話題になりました。

このたびスタートするのは「生理用品の無償提供」を目標としたクラウドファンディング

リターン品が非常にユニークで、なんと支援者も生理用品をもらえる(!)そうなんです。

【リターン品は「自然派ナプキン」】

2021年4月5日からクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で開始する「誰でも快適な生理を」プロジェクト

支援は3000円から可能で、5000円以上を選択すると、リターン品として自然派生理用ナプキン「ナチュラムーン」をもらえます。

支援先にはリターン品と同じ数量+αの生理用ナプキンが配布されるそうですよ。

表面材がコットン100%&高分子吸収材不使用という特徴をそなえた「ナチュラムーン」は、布ナプキンの快適さと紙ナプキンの便利さを兼ね備えたナプキン

「1度使ったら他のナプキンに戻れない」といった声まであるそうで、ぜひとも使ってみたくなります~!

【子ども食堂やシングルママサポートに配布】

生理用品の入手に悩む人を減らすため立ち上げたプロジェクトで、現時点での支援先は

・すみれ学級様(大分県のこども食堂)
・NPO法人ここからプロジェクト様(東京都のこども食堂)
・ひとり親交流サークル『エスクル』様(全国規模のシングルママ応援団体)
・フードバンク昭島様(東京都のフードバンク)
・NPO法人リトルワンズ様(シングルママサポート団体)

など。多くの支援が集まれば、さらに多くの団体に生理用品を届けられるということです。

【発足者はいま注目の企業】

プロジェクトを展開するのは、「ナチュラムーン」を開発したG-Placeが新たに立ち上げた会社「フェムテックジャパン(Femtech Japan)」。

女性(Female)とテクノロジー(Technology)を掛け合わせた造語「フェムテック」を、日本らしく広めていくために生まれました。

「フェムテックジャパン」は、生理用品の購入が難しい人だけでなく、生理を快適に過ごせていない人も「生理格差」「生理の貧困」の対象者と考え、今回の「支援者にも生理用ナプキンを」という発想に至ったようです。

クラウドファンディングの応募締め切りは5月5日まで。そしてこのクラウドファウンディングは「All-in方式」を採用しており、目標金額に満たない場合も計画を実行します。

「生理の貧困」解消への1歩として、みなさんもぜひ参加してみませんか。

参照元:CAMPFIREプレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch