台湾の夜市などで食べられる台湾版フライドチキン、ダージーパイ(大鶏排)。大きさにもびっくりしちゃうけれど、スパイスが効いていて一度食べたらやみつきに。

最近では日本でも専門店がちらほらオープン、人気沸騰中ですよねっ。

実はカルディで売っている「台湾フライドチキンの素」を使えば、おうちでも気軽にダージーパイを楽しめちゃうというのです!

実際に買って作ってみましたよ〜!

【「台湾フライドチキンの素」】

「台湾フライドチキンの素」は税込194円で2袋入り。……って安くない??

漬け込みダレはペースト状になっていて、開封すると早速スパイシーな台湾風の香りが広がります。

原材料を見てみるとシナモンに花椒にスターアニスに……といろんなスパイスや調味料が入っていて、自分で全部そろえるとなると大変そうデス。そのまま舐めてみるとなかなか痺れる辛さでした。

【自分で揃えにくいスパイスが大集合】

台湾のフライドチキンの特徴のひとつといえば、鶏むね肉を叩いてのばして、薄く大きくしてから揚げている点。

「台湾フライドチキンの素」の裏にはその工程は書いてなかったけれど、薄く大きくすることによってチーパイ(鶏排)ではなくよりビッグなダージーパイ(大鶏排)になるのでは……!?

ということで台湾へ行きたい気持ちを鶏むね肉にぶつけていきます。

【台湾行きたい思いをお肉にぶつけちゃお】

鶏むね肉を開いてから、ラップ越しに叩いてお肉を薄くのばしていきます。このときあまりにも台湾への思いが強すぎるとラップが切れてしまいますのでご注意を。

私は洗いものを減らしたかったので、ジップロックにお肉と「フライドチキンの素」を入れてもみもみしました。もちろん、バットでもOK!

衝撃を受けたのが、キッチンにどんどんと八角&スパイシーな香りが広がっていく……!

もし手にタレが付いたら絶対に目をこすらないように。たぶん悶絶すると思うのです。

【下味漬けたら揚げるだけ】

冷蔵庫で1時間ほど休ませたら、片栗粉(もしくは小麦粉)をまぶして準備完了。あとは家にある一番大きなお鍋にケチらずどばどば油を注ぎ入れて揚げていきます。

お肉1枚でフライパンの容量マックスになっちゃいました。

途中荒れ狂うダージーパイちゃんに恐れおののきつつも、両面合わせて7分でいい感じのきつね色になりました。

トングで持ち上げると、おおう、なんだこの揚げ物とは思えぬ重量感は。

【わかってはいたけど大きい】

ちょっと衣付けすぎちゃった感は否めませんが、大人の手のひらよりもちょっぴり大きなサイズの立派なダージーパイが完成したよ。このボリューム感、伝わりますでしょうか。

【日本ではなかなかお目にかかれないスパイシーさ】

叩いて薄くのばしたのが功を奏したのようで、均一の厚さにした鶏むねはしっかり火が通っていました。もちろん衣はサクサク。

予想では「一晩くらい漬けた方がいいのかな?」と思ったけれど、1時間ほど漬け込んだだけなのにしっかりスパイスが効いています。

食べて少ししてからも口の中に辛さが残るので、お子様や辛味が苦手な人にはあんまりおすすめできません。八角好きにはたまらない感じ。

また、もも肉ではなくむね肉で作っているので、からあげのように口に入れたときにジュワッと肉汁が溢れ出る感じはありません。だからこそ見た目ほど胸焼けしない感じがアラフォーとしては嬉しい……!

屋台でいただくようにアツアツのまま食べ切ってしまうのが正解です。

【揚げたて、うんまいなあ】

ダージーパイと言われるとなんだかハードルが高そうだったけど、作り方は基本的に日本のからあげと同じです。

しかもこの「台湾フライドチキンの素」があれば、あとは鶏むね肉と片栗粉と油があればオッケー。スーパーでは売っていないようなスパイスを頑張って集めても、その後なかなか使いこなせず持て余しちゃうより絶対お得だしお手軽よね!

そしてこの大きさの揚げ物がじゅわじゅわ揚がっていくさまを見ていたら、なんだか気持ちがすっきり快感なのでした。カルディで見かけたらぜひ作ってみて! テンション上がるぜぇ↑↑

参考リンク: KALDI
撮影・執筆:黒猫葵
Photo:(c)Pouch