レトロブームの影響なのか、ここ最近女子高生のあいだで流行っているのが「平成プリ」。

「平成プリ」とは、平成に見られた「文字やスタンプで盛りまくったプリントシール」のことで、当時のギャル文化のひとつです。

とはいえ、平成とひと口に言っても31年あるわけで、世代ごとの流行りや定番がきっとあるに違いない……!

というわけで今回は、世代ごとに異なる当時のプリクラ言葉&ポーズについて調べてみましたよ~☆

【派手なのが新鮮みたいです】

令和の女子高生に大人気の「平成プリ」。

バリバリ盛っていた平成ギャルにとっては衝撃かもしれませんが、今は「プリ=シンプル」が定番のようで、ド派手でごちゃっとした感じが新鮮に感じられるみたい。

今回は、そんな「平成プリ」を実際に撮っていた Pouch 編集部4名を招集!

主に1996年〜2012年あたりに流行っていたプリクラ言葉やポーズについて聞いてみました。

【あなたはどの世代!?】

①初代プリント倶楽部世代:御花畑マリコ(38歳)

◆プリ文字(流行っていた言葉)
名前、日付、「部活帰り!」といった報告など
◆ポーズ
普通にピース
◆落書きの雰囲気
プリクラが出たばっかりの頃はフレーム選びに命かけていました……。隠しフレームとか必死に探してました。

②「平成プリ」ど真ん中世代:百村モモ(33歳)

◆プリ文字(流行っていた言葉)
ズッ友、アゲ↑↑、ラブ②、初プリ、「SMILE」など英語
◆ポーズ
ペコちゃん顔、目線下げる
◆落書きの雰囲気
中学時代は、顔が真っ白になるプリクラ流行していました。レインボーな雰囲気も人気で、スタンプで盛りまくりでした。高校時代は「スタンプがダサい」「背景がダサい」といった理由で、手書きで派手にするのが流行っていました。

③ど真ん中第2世代:にのうでぷに子(29歳)

◆プリ文字(流行っていた言葉)
名前&日付、初プリ、お初、久プリ、「since〜」など
◆ポーズ
顎ピース、裏ピース、変顔
◆落書きの雰囲気
とにかくたくさん文字とスタンプで埋める! 可愛さをアップするべく「ほっぺには手書きハート」「頭にはうさ耳 or 猫耳 or アクセサリーのスタンプ」で対応したりも。

中学時代(2005年あたり)は、学校の机のような背景設定や小物を描いたり、めちゃくちゃ書き込みに命をかけていた気がします。
また中学時代は「角ペン」や「ドット柄」などの派手系、高校時代は「ネオンペン」や細めのペンが多かったかなと。

④ミレニアル&Z世代の狭間:あんすず(26歳)

◆プリ文字(流行っていた言葉)
仲仔、これから●●なう!(映画、ごはんなど)
◆ポーズ
前髪を手で抑えて顎ピース
◆落書きの雰囲気
髪の毛の色を変えられるペンが出たときは使いまくっていました!

全身でプリが撮れるようになってからは、縦書きで左右の隙間に書くのが流行っていました。

【いろんなプリ機&独自文化がありました】

こうして見ると、世代によって流行りが異なることが丸わかり!

さらに百村モモの時代にはカップルで「チュープリ(キスしてプリクラ撮影)」という文化があったそうな。当時も同級生をみながら「よくやるな」と思っていたそうですが、今も残っているのでしょうか?

令和の女子高生のみなさん、教えてプリーズ!

執筆:田端あんじ (c)Pouch
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