「感動作」にまつわる記事

【本音レビュー】アカデミー賞作品賞『グリーンブック』はユーモアと感動のバランスが絶妙! コメディ監督だからこそ描けた傑作です

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。

今回ピックアップするのは第91回アカデミー賞作品賞受賞作『グリーンブック』(2019年3月1日公開)。黒人天才ピアニストとイタリア系用心棒のロードムービーで実話の映画化です。

「アカデミー賞受賞作だから、良い映画に違いない」とハードルあげて観る人も多いと思いますが、ハードルあげていいですよ! がっつり期待に応えてくれる素晴らしい映画ですから!

ちなみにタイトルの「グリーンブック」とは、1936~1966年まで発行されていた黒人が利用可能な施設を記したガイドブックのこと。では物語から。

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ペットは誰よりも飼い主を見ていた…何度も生まれ変わって飼い主を探すワンコの目的とは? 映画『僕のワンダフル・ライフ』【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、『僕のワンダフル・ライフ』(2017年9月29日公開)です。この映画の主人公は犬! イーサンという少年に救われた野良犬が、老いて死んでも「イーサンに会いたい!」と、3回生まれ変わるという奇想天外な物語。

犬好きはたまらないし、犬好きじゃなくても犬好きになれる映画なのです!

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山に行くなら要チェック☆ 韓国で800万人動員の感動作『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』のモデル、伝説の登山家オム・ホンギルさんに会ってきた!

[公開直前☆最新シネマ批評・インタビュー編]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、実話の映画化のモデルになった方を直撃インタビューします。

今回は韓国映画『ヒマラヤ ~地上8,000メートルの絆~』の主人公のモデルになった登山家のオム・ホンギルさんにインタビューしてきました。

エベレストに眠る仲間のために、命懸けの登山を決行したホンギルさんの実話をベースにした作品で、韓国では800万人を動員する超大ヒット映画です。

韓国の登山家の間で、ホンギルさんはレジェントとしてリスペクトされている存在。そんな伝説の登山家に、映画のことに加え、登山するときの心得なども伺ってきました。

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いつか迎える死…発明家のおじいちゃんがユーモラスに教えてくれる感動作『ハッピーエンドの選び方』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回、ピックアップしたのは、イスラエル映画『ハッピーエンドの選び方』(2015年11月28日公開)です。これがとてもジンワリいい映画なのです。

おそらくPouch読者が見たら「幸福な人生の終わり方ってこと? まだ先のことじゃん!」と思うかもしれません。でも登場人物と同年代の人が見たら、いつかお迎えが来る日のことを考えたりするでしょう。例えばおじいちゃん、おばあちゃんとか……。また、身近な死を経験すると、どんな若い人でも、自分の人生の終わりについて考えるもの。

そんな風に、この映画は、鑑賞する年代によって作品の世界が変わる映画なのです。

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英国映画『パレードへようこそ』は、水と油の関係でも絆を結べることを教えてくれるビックリ仰天の実話の映画化!

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかからおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは英国映画『パレードへようこそ』です。1984年サッチャー政権下で炭鉱閉鎖の政策に立ち向かっていった炭鉱の人々とゲイ&レズビアンの仲間たちの絆を描いた人間ドラマ。ユーモアを散りばめつつ、人と人とが繋がりあい、手を組んで立ち上がったときに湧き起こるパワーを描いた作品です。

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笑いのツボと涙腺を刺激されまくり!! 身体障害者と健常者の垣根を超えた映画『最強のふたり』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品を
ひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、フランスで2011年最大のヒット作となり、東京国際映画祭でもグランプリを受賞したヒューマンコメディ『最強のふたり』です。評判の良さは聞いていましたが、正直「これほどとは!」。記者は笑いのツボと涙腺を刺激されまくりでした。本作はユーモアが人の心を繋ぐことに加え、身体障害者と付き合うことの真実が描かれた映画でもあるのです。

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