「青春映画」にまつわる記事

岡崎京子原作の映画『リバーズ・エッジ』キラキラできない青春の裏側を二階堂ふみと吉沢亮の演技が輝かせる【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、岡崎京子の同名漫画を映画化した『リバーズ・エッジ』です。映画の主題歌は、岡崎京子の旧友・小沢健二が書き下ろした新作「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」。主演の二階堂ふみと、吉沢亮がレコーディングに参加しています。

岡崎作品の映画といえば、沢尻エリカ主演作『ヘルタースケルター』がありますが、私には『ヘルタースケルター』よりも本作の方が胸にガツンと響きました。それは90年代に生きるはみだし者の高校生が、実にリアルに活写されていたからです。原作の漫画は未読ですが、 “岡崎京子が描く世界に触れた” という実感がありました。

では物語から紹介していきましょう。(※以下、ネタバレを含みます)

→ 続きを読む

やめる道を選ぶか? やめない道を選ぶか? 前作から20年、かっこ悪い男のかっこいい映画『T2 トレインスポッティング』【最新シネマ批評】

【絶賛公開中☆最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が見た最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、絶賛公開中の映画『T2 トレインスポッティング』。大ヒットした1996年公開の前作『トレインスポッティング』から、なんと20年を経ての続編公開です! 内容もまた、主要人物たちの20年後の物語になっています。

長い時をこえて公開された続編『T2 トレインスポッティング』、果たしておもしろいのでしょうか。前作のおさらいをしつつ、みていきましょう。

→ 続きを読む

デュラン・デュラン、ザ・ジャム…80年代ロック&カルチャーの大洪水! 映画『シング・ストリート 未来へのうた』の笑って泣ける “きらめく青春”【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、あの名作『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』のジョン・カーニー監督の新作『シング・ストリート 未来へのうた』(2016年7月6日公開)です。

バンド少年たちの青春を描いたユーモアと音楽と感動に包まれた本作は、80年代ロック&ポップスが満載で涙出る~! では、物語からいってみましょう!

→ 続きを読む

東京で生きる地方出身の女子必見!! 西原理恵子原作・映画化『上京ものがたり』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップしたのは、西原理恵子の原作の映画化で、ヒロインが上京してきて漫画家として一本立ちするまでの物語です。西原女史の若い頃の物語は、ホステスとして働きながら漫画を描いていた頃の「東京なんて大嫌い」という苛立ちとともに前に向かって突き進んで行く強さ、そんなマイナスとプラスがせめぎあうような苦み走った青春映画になっています。

→ 続きを読む

映画『桐島、部活やめるってよ』誰もが「あるある!」と納得する理由【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは8月11日公開の『桐島、部活やめるってよ』。朝井リョウの同名小説の映画化です。この映画は試写が回り始めたときから、業界内がざわめきました。「どうやら抜群におもしろいらしい」そんな噂を記者も耳にし、これまで1本もハズレのない吉田大八監督作(『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』など)ですし、さっそく試写へ向かったのですが、人気は本物! 

30分前でも満席で入れず、2回目のチャレンジで見ることができました。そして、これが誰もが通り過ぎた十代のリアルを描いた青春映画の傑作だと確信したのです。

→ 続きを読む

最新作『ヒミズ』で園監督が吠えた! 「震災背景なくして撮り続けることはできない!!」【最新シネマ批評】


[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今週ピックアップする作品は明日公開の映画、園子温監督の『ヒミズ』。主演の染谷将太と二階堂ふみがヴェネチア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)を受賞して話題になった作品です。 → 続きを読む