『食べあるき麻布十番』は、歩きながら食べられる美味しい麻布十番商店街のグルメをご紹介する、ちょっとB級グルメなコーナー。それでも実際に食べて味を徹底レビューするので、味はお墨付き! POUCH編集部の覆面調査隊が訪れたのは、1軒目に訪れた『豆源』の向かい側のかりんとう専門店『麻布かりんと』。かりんとうの専門店なんて、ちょっと珍しくないですか?
店頭には基本のかりんとう『麻布かりんと』(360円)からアレンジを効かせた『焼きかりんと』(320円)、『柚子かりんと』(360円)、『ねぎ味噌かりんと』(320円)など50種類が並ぶます。かりんとうのイメージを覆す、揚げたての『こがし黒蜜 かりんとまん』(85円)を食べ歩きしてみることにしましょう。
見た目は大きなかりんとう。かりんとうなのに、ふっくらとしていてます。表面はカリッと香ばしくて少しほろ苦く、割ると甘さ控えめのこしあんが顔をのぞかせます。フランス菓子『カヌレ』に近いかもしれません。でも、やっぱりかりんとうの味。新感覚のお菓子です。
『やわらかかりんと花蜜』(450円/7本入り)は、袋を開けると甘~い香りが食欲をそそります。しっとりとした食感で、蜜がたっぷり染み込んでます。ケーキドーナツっぽい食感。これはぜひ、やわらかかりんとのキャラメル味やメープル味も試してみたいところです。
『あられかりんと』(360円/60g)には、赤糖蜜、白糖蜜、ピーナッツの3種類のあられ風のかりんとうが入っており、ひと袋で3つの味が楽しめます。お米の味が感じられる上質なおかきはカリッとした食感で、ほんのり塩味。赤糖蜜と白糖蜜は味の違いはほとんどありませんが、どちらもおかきとマッチ。ピーナッツは当たり前のコメントかもしれませんが、とても香ばしいです。おかきの塩気と、蜜は相性がよいのだなぁということを実感する一品。
かりんとうはいずれも和柄の小袋に入っていて、食べ切りサイズです。食べ歩きというと庶民的なイメージが強いですが、オシャレに食べ歩きをしたい方には、ぜひかりんとうの洗練された小袋を見せびらかしながら食べ歩きを楽しんでください。
店名 『麻布かりんと』(あざぶかりんと)
住所 東京都港区麻布十番1-7-9
営業時間 10:30~20:00
定休日 毎月第2火曜日
Photo by POUCH