傷口を舐めたり噛んだりして悪化しないよう、首にエリザベスカラー(サポーター)を付けたワンちゃん。2階にいる飼い主に呼ばれて階段を上ろうとするも、エリザベスカラーが1段ごとに階段に引っかかって、スムーズに歩けない。
さすがに、「イラつくワン……」とでも思ったのでしょう、ワンちゃん知恵を振り絞りました。試行錯誤の末、スムーズに上るスタイルを編み出します。それは、なんと「バック」姿。
そう、お尻を前に(上に)しながら、器用に階段を上ることに成功したのです。さすが、賢いワン。最後まで困り顔なのが、これまたカワイイ。その後、バック上りを完全に習得したワンちゃん、階段を上るときは自然にバックスタイルになるそうです。
ちなみにエリザベスカラーの由来は、6世紀イギリスのエリザベス朝時代に王侯貴族や富裕な市民の間で流行した、衣服に用いられた襞襟(ひだえり)から来ているそうです。それなのに、どんなに凛々しい動物もこれを付けた途端に威厳がなくなるのは、なぜ? カラーの長さがもう少し短ければ、新しいドッグ・ファッションとしても成り立っていたかもしれませんね。
(文=ricaco)
参照元:youtube=gmiddlet(http://p.tl/wpOP)