大型犬や小型犬には、それぞれ特有の性格の違いがあります。愛玩用や闘犬用、狩猟用など、様々な用途で人間に必要とされ、品種改良をされ続けながら飼われてきた犬にとって、個体差はあれど、体の大きさによって性格に違いがあるのです。
特徴としては、小型犬は愛玩用であった歴史が長かったため甘えん坊で遊び好き。大型犬は番犬など人間の手助けをする立場にあったため、穏やかで従順な性格をしているというものです。今回は、その二種類の特徴がとてもわかりやすく現れている動画をご紹介します。
とあるアメリカの一般家庭で飼われている2匹の犬。1匹は大型犬イングリッシュ・マスティフのマギー。イングリッシュ・マスティフはイギリス原産の警備用犬種で、筋肉質で骨太の体格をしています。性格は忠実で飼い主によく甘え、ほかの犬に対しても優しく接することが出来ます。闘犬としての歴史もありますが温厚な性格ゆえ全く向かなかったそうです。
マギーの側にいるもう1匹は超小型犬チワワのデュード。チワワは日本ならず世界中でも大人気の愛玩犬種です。性格は機敏で知性があり、好奇心旺盛で遊び好き。超小型犬という体格ながら、より大きな動物にも臆せずに対峙する非常に大胆で勇敢な面があります。
そんな2匹が一緒に遊ぶとどうなるのでしょうか? デュードは自分の何倍の大きさもあるマギーの顔めがけて飛びついたり、鼻先を噛んだりいたずらをします。マギーは伏せをしたままデュードのされるがままになります。時々デュードの行く先を顔で追いますが、すばしっこい小型犬の動作には追いつくことが出来ず、右を振り向けば左から突っつかれるといった具合で完全に翻弄されてしまいます。
そのあと、重い腰をあげてデュードに立ち向かおうとしますが、すぐ飼い主に「マギー、伏せなさい!」といわれ、残念そうなマギーの顔のアップで動画は終わります。
皆さんの飼っている犬のなかにも、このように種類別の性格が現れていますか? 犬に限らずペットとして改良されてきた動物にはその性格を形成するための歴史や理由があります。これからペットを飼う方も、すでに飼っているが知らない方も、一度調べてみるとペットとの付き合い方がよりわかりやすくなることでしょう。
(文=みあざきぱなま)
参照元: youtube.com(http://p.tl/K0Mo)