はじめに
トークが巧くて、面白いことばかり言って周囲を笑わせる男子。ワイワイするのが好きで、人の輪の中心にいて盛り上げるのが得意な男子。恋愛ネタに事欠かない感じのモテ男的な印象が、本人からも周りからも発せられている男子。確かにそういう人たちもモテる。
しかし、真に男女共に支持されるモテ系は「寡黙系硬派男子」です。すべて漢字なので仰々しい雰囲気が出てしまっていますが、そんなことはありません。簡単に言えば、ぺらぺら喋り過ぎることなく、恋愛には一途で、男女関係なく周りの人間関係を大切にする男子のこと。具体的に彼らの特徴を整理していきます。
1、聞かれるまで語らない
寡黙系硬派男子の大きな特徴として、恋愛ネタを自ら語ることはまずないといったことが挙げられます。「今、彼女はいるの?」と直接訊かれるまで、彼女の有無は口にしません。相手が男女問わず、まったく同じ態度を取ります。「彼女の存在を言わないのって、隠してることと同類じゃないの?」という疑問の声が聞こえてきそうですが、ここでそれは違うということを説明します。彼らの行動は、彼女の存在を隠して浮気をしたいなどという、不純な動機から来るものではありません。彼女のことは大好きで、浮気はもちろん、別れるつもりなどは全くありません。「宝物」的に大事にしているので、わざわざその在処を他人に伝えようとは思わないだけ。
2、彼女以外と寝ることはない
どんなことでも基本的に真面目ですが、恋愛関係の事柄についても真っ直ぐな考え方を持っているのが、寡黙系硬派男子。たとえ彼女ではない女子と2人きりで遊びに行っても、またどこかに泊まったとしても、一切身体の関係にはなりません。彼女を裏切るつもりは毛頭ないという理由と、「彼女ではない女子=女友達」であるという2つの主な理由から、決して一線を越えようとはしません。きちんと線引きし、自分・彼女・女友達の3者の誰かが悲しくなることをしない、ということを心がけています。人間関係もきちんと管理しているのです。
3、ここぞというときの言葉に萌え
寡黙系硬派男子は、どんなときでも「無意味に喋り過ぎない」というスタンスを崩しません。リアル生活において、意味のある発言をするよう心がけています。また、ここぞというときに、相手の心を掴む言葉を発します。それに多くの女子は萌えてしまいがち。たとえば、仕事でパツパツになっている後輩に「あの件、大丈夫?」と訊く先輩は多いでしょう。しかし、単にそこで終わらせないのが、寡黙系硬派男子。普段はそんな様子を見せないのに「ちょっと気になったからさ」とボソッと付け加えるのがポイント。本当に相手がバタバタしていて大変そうな瞬間を見極めた上での、効果的な台詞です。毎回言われようものなら、まったく心に響きません。それと同じく、いつもは自分から誘わないのに、女友達が意気消沈していると「大丈夫? 飲み行って発散しようぜ」などと声をかけるのも、確実にモテ&萌え要素といえます。
おわりに
断言しておきますが、かなり良好物件ともいえる寡黙系硬派男子は悲しきかな、既に売り切れてしまっている(誰かのものである)ことがややあります。狙っている男子と出会った初期に、予め「今、彼女いるの?」と問うて、彼女の有無を確認しておくことが得策です。
(文・写真=sonoko0511)