
「一年の計は元旦にあり!」
乙女のみなさま、あけましておめでとうございます。
初詣、もう行きました? せっかく神社へお参りに行くならば、マナーと礼儀を守ってしっかりご利益をお願いしたいものですよね!
そこで今回は、ぜひとも知っておきたい初詣のお作法や風習をご紹介いたします。ぜひ、チェックしてみてね!
【初詣って神社でもお寺でも良いの?】
初詣は本来、住み暮らす場所の守り神や、菩提寺への新年最初のあいさつ。神様に一年の無事をお願いしても、仏様やご本尊に祈願しても大丈夫です。古来の神道と伝来の仏教が融合し、寺社を選ばず参拝できるのは日本独自の風習かもしれません。
【お参りするのに最適な時間帯は?】
大みそかの夜から元日にかけての参拝は「二年参り」といわれ、より功徳が積めるといわれています。初詣自体には、時間の決まりはありません。そもそも深夜に大勢の人が特定の寺社に集まるようになったのは、電車の終夜運転が始まった1950年代以降といわれています。それまでは、大みそかの夜は家で歳神様を待ち、元日に雑煮を食べたあと初詣に行く人が多かったそうです。
【有名な場所でお参りしたほうが良いの?】
まずは、地域の守り神である氏神様がいる近くの神社へ、お寺なら菩提寺へ行くのが基本。神社信仰は、氏神様がまつられている地域を基盤とし、菩提寺にはご先祖様が眠っています。有名な寺社に行ったり、特定のご利益を求めたりすることはその後でも遅くはありません。また初詣の回数に決まりはありませんので、神社の氏子で、お寺の壇家という家は、両方に行きましょう。
【元日に行ったほうが良い?】
元日から3日までの「三が日」、7日までの「松の内」の間に詣でるのが一般的。参拝することができなかった場合は、15日の「小正月」までには行きたいところ。喪中の場合は初詣は避け、お札は、忌明け後に神社に受けに行きましょう。
【願い事はいくつまで?】
せっかくの機会、つい、あれも、これもとお願いしたくなるもの。でも、初詣は、まずは新年を迎えられたことを感謝し、祈願は一回にひとつが基本といわれています。また、家族の安全は多くの人がお願いすることですが、家族の分までというよりは、本人が、自分の気持ちに見合った額のお賽銭を自分で入れて、祈願しましょう。喪中の人や、事情がある人は、代理の人に参拝してもらってもよいかもしれません。
【参拝時の基本的なマナー】
神社の鳥居とお寺の山門は、俗世界との境界。くぐる際は一礼がマナーです。また、神社の参道の真ん中は、神様の通り通です。参拝時は、左右どちらかの端に寄って歩くのが基本ですよ。
手水は、手のひらに水をためてそこに口を付けることが作法。柄杓に口を付けてしまうことは避けるべきです。また、個人の信仰に関わる場合もありますので、例えば外国人の友人といっしょに初詣に行った際などは、手水などを勧める前に、相手に確認をしたほうがよいかもしれません。
【ご利益は神様ごとに異なる】
氏神様や菩提寺に参拝を終えたあとは、七福神巡りをするなど、ご利益を求めて色々な場所を訪れてみてはいかがでしょう。ご利益は、神様ごとに異なりますので、願いごとに合う場所で参拝するのが効果覿面といえます。
それでは最後に、ポピュラーな神様のご利益を紹介します!
●八幡様
摂社・末社を合わせ、全国で一番多い八幡宮。まつられている八幡様は、応神天皇のことです。鎌倉幕府を開いた源氏や、江戸幕府の徳川家も厚く信仰し、ご利益は、必勝、安産、芸能上達など。
●お伊勢さん
20年に一度の「遷宮」(神体を従前とは異なる本殿に移すこと)を2013年に迎える伊勢神宮。祭神は、アマテラスオオミカミ。古代から信仰を集め江戸時代には、伊勢神宮に参詣する「おかげ参り」を、「一生に一度はお参りしたい」と大流行しました。ご利益は、家内安全・商売繁昌・開運厄除・交通安全・学業成就など様々。
また、伊勢神宮の遙拝殿として創建された東京大神宮には「結び」の働きをつかさどる神様もまつられていて、近年は「恋のパワスポ」として、縁結びを願う女性に人気のようです。
●天神様
平安時代に大臣を務めた菅原道真が、天神様として信仰されています。言わずと知れた学問の神様で、ご利益は、ずばり「合格」。実在の人物が神様になった例には、平将門(勝負の神)、安倍晴明(魔除けの神)、徳川家康(東照大権現)などがあります。
●お稲荷様
イナリの語源は、稲が実ることを表す古語ともいわれています。キツネは神様の眷属ですが、稲荷大神には、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全などのご利益が。
ご紹介したほかにも、山王様、恵比寿様、金比羅様などたくさんの神様がいます。初詣は、作法を守り、しっかりとご利益をお願いしたいですね。
(写真、文=竹内みちまろ)