全国の松屋豚めしファンの皆さんに大変悲しいおしらせがあります。松屋は2012年1月16日に、定番メニューの牛めし(並)を現在の320円から280円に引き下げると発表しました。それに伴って長らく牛めしを支えてきた豚めしの販売を、9日より順次終了するとのことです。こんなに悲しいことがあって良いのでしょうか。値下げは喜ばしい限りなのですが、豚めしをもう味わうことができないと思うと、なんだか心にぽっかりと穴が開いてしまったようです。
豚めしが同チェーンのメニューに加わったのは、2004年のことです。当時アメリカ産牛肉の「BSE(牛海綿状脳症)問題」で、松屋に限らずすべての牛丼チェーン店が、窮地に立たされていました。
安全な牛肉を確保することが難しくなり、牛丼チェーンであるにも関わらず、牛丼・牛めしの継続的な提供が困難になってしまったのです。そこで各社は知恵を絞り、豚肉の丼を提供するに至ったのでした。
松屋は同年に豚めしの提供を開始し、以来現在までメニューに掲載されていたのです。豚丼・豚めしがなければ、今の松屋、並びに他の牛丼チェーンも存続はできなかったかもしれません。その豚めしとも、ついにお別れのときがやってきてしまいました。
私(記者)は、豚めしにカルビソースと黒酢ドレッシングをかけるのが好きでした。淡白な豚肉と、甘いソースと酸っぱいドレッシングの組み合わせは格別。もうこの組み合わせを味わうことができないなんて、悲しいです。悲しすぎます。さよなら豚めし、またいつか、あなたに会える人を夢見て、9日までおいしく頂きます。
(文、写真=チャーミー)
参照元:松屋 (http://goo.gl/w9sCM)
▼ さよなら豚めし