長期にわたる不況のさなか、日本企業のリストラの動きが続いています。ニュースサイト「東洋経済 ONLINE」は3月25日、『ソニー「中高年リストラ」の現場』という記事を掲載しました。
それによると、東京都品川区のソニー旧本社ビルの最上階には「東京キャリアデザイン室」という部署があるとのこと。そして、同部署は「社内で“戦力外”とされた中高年の社員を集めてスキルアップや求職活動を行わせることを目的」（同サイトより引用）としているそう。
その業務内容はというと、会社から仕事を与えられるのではなく、スキルアップにつながることであれば何をしてもいいのだとか。多くの社員が取り組んでいるのが、英会話学習やパソコンソフトの習熟、ビジネス書を読むこと……。
これに対してインターネット上では、「うらやましすぎる！」という声が。Twitterには、次のようなコメントが書き込まれています。
「解雇ではなく給与を貰いながら次を捜すことが出来るってのはかなり恵まれてるな」
「それでいくらかでも給料もらえるなんて御の字やないかー」
「手厚い社内生活保護という印象」
「この記事だけ見ると、実に楽しそうに見えるんだが」
「非常にソニーらしいというか、スマートというか……」
「この記事を読んで“一日中好きな勉強をできて、しかも安定収入確保なんて、うらやましい！” と思えるような人は、そもそもここに送り込まれては来ないんだろうな」
真偽のほどは定かではありませんが、本当に“スキルアップのためなら何をしてもいい” のだとしたら……でも、その先に待っているのがリストラだとしたら……あなたはこの待遇、うらやましい？ それともうらやましくない？
（文=夢野うさぎ/ 写真=Pouch）
参照元：東洋経済 ONLINE