大阪で食べたいもののひとつ、串カツ。立ち飲みの串カツ店のカウンターで、ビール片手に揚げたてをサクッ! あぁ~、考えただけでもヨダレが……。安くて、うまくて、しかも大阪の庶民文化を感じられる下町の味です。
どちらかといえばアナログなイメージの串カツですが、ここに来てめちゃめちゃハイテクなお店が登場しました。なんと注文はタッチパネル、串カツを運んでくるのは電車なんです! こ、これは、串カツ界のレボリューションやぁぁぁぁ~!!!!!
さっそく、大阪・心斎橋の周防通にある「だるま 心斎橋店」へ行ってまいりました。串カツ激戦区・新世界に本店を構える「だるま」は、昭和4年創業。「串カツ発祥の店」として知られている名店です。その「だるま」の新店がめちゃめちゃハイテク、というワケです。
店内に入ると、客席の横には電車模型が走るレールが設置されていて、なんだか回転寿司みたい。それぞれの席にタッチパネルがあり、串カツから一品料理、ドリンク、デザートまで、すべて注文できます。
まずは手始めに、「元祖串かつ(牛肉)」120円や「ささみガーリック」120円などを注文。しばらくすると、記者の注文した串カツを、電車模型が「おまたせ」と運んできてくれました。おぉ~、すげぇ~。
電車模型が運んできてくれるのは、串カツだけなんでしょうか? ふと、気になったので店員さんに聞いてみました。
記者「すみません、電車が運ぶのは串カツだけですか?」
店員さん「いえ、一品料理やデザートも運びますよ」
記者「ドリンクも?」
店員さん「いや、ドリンクと鶏スープ麺はこぼれるといけないのでスタッフが運びます」
テーブルに据えられていた保温器に串カツを移動させ、ピカピカと赤く光っているボタンを押すと、「おおきに、また呼んでや!」と電車模型は走り去ってしまいました。なんだか、串カツ店じゃないみたい!
でもね、大阪らしい「ソースの二度漬け禁止」のルールは健在。ソースの容器は客同士が共有するものなので、一度口をつけた串カツはもう一度ソースに漬けちゃダメなの。もし、ソースが足りないなって思ったら、サービスで出されるキャベツですくって取り皿に入れるのが正解よ!
ハイテク空間で、大阪の文化をちょっと体感したい人にはぴったりのお店なんじゃないかしら? あ、もちろん、お味は間違いないおいしさです!
■店舗情報 『だるま 心斎橋店』
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-5-17
電話:06-6121-5594
営業時間:11:00~22:00LO
定休日:無休
(写真・文=夢野うさぎ)
▼こちらのタッチパネルで注文します
▼飲み物などもタッチパネルで注文できます
▼どの串カツから注文しようかな~
▼各席にそれぞれ大阪市内の駅名がついているようです
▼記者の汽車がキタァァァァー!!!!!
▼近づいてくる、近づいてくるぅぅぅぅー!!!!!
▼串カツのってるぅぅぅぅぅー!!!!!
▼串カツをとり、赤く光っているボタンを押すと……
▼戻っていく、戻っていくぅぅぅぅー!!!!!
▼串カツを保温器の上にのせました
▼ソースをたっぷりつけていただきま~す!
▼人気の「ささみガーリック」120円
▼「紅しょうが」120円は、これぞ大阪の味
▼いたるところに「ソースの二度漬け禁止」の文字が
▼ソースが足りないときはキャベツですくってお皿へ
▼どれぐらい注文したかも見られて便利だよ
▼心斎橋店は今年の4月12日にオープンしたばかり