世の中には、見て見ぬフリをしてやり過ごせることがままあります。しかし、静岡県伊東市にある「怪しい少年少女博物館」は、避けて通れない珍妙&怪奇なオーラがむんむん。
蛍光灯の光に吸い寄せられる虫のごとく、ふらふらと足を踏み入れてしまう……つまり、B級スポット好きにとっては、たまらない場所なのでございます!
■入館前からあまりの怪しさに大興奮!
7月某日、記者は伊豆急行・城ヶ崎海岸駅から徒歩10分のところにある「怪しい少年少女博物館」を訪れました。名前からして怪しさ満開の同館。一体、何をどんな風に展示しているのか……期待に胸を膨らませながら現地へ到着。
すると、大きなペンギン風の怪人がお出迎え。同館は、閉館した「ペンギン博物館」の跡地にオープンしたみたいなの。もともとあった巨大なペンギンのオブジェを、無理やり怪人に仕立て上げたようなんだけれど……。
体部はどう見てもペンギンだし、足元の子ペンギンはペンギンのままという、雑な感じ。やばい、のっけから興奮しすぎて、鼻血が出そう!
エントランスにも、突っ込みどころ満載のカッパ、マネキン、二宮尊徳(金次郎)などなどが配置されており、足止めをくらってなかなか入館させてもらえない怪しさです。
■言葉にできない怪しい空間にガクブル
入館料1000円を支払い、いよいよ「怪しい少年少女博物館」に足を踏み入れます。うわぁ~、な、なんじゃこりゃぁぁ~!!!!!
ガラスケースの中に多数のマネキンが並んでいて、どうやらファッションの歴史を紹介しているよう。ところが、マネキンと一緒に雑誌やフィギュアなども所狭しとディスプレイされており、何がなんだか分からないよぉ~!!!!!
テディベアとフランケンシュタインがコラボっていたり、日本人形が棚にギッシリ詰められていたり、奥にはお化け屋敷まであるという……。なんなんだ、なんなんだ、ここはッ!!!!! すさまじいカオスぶりに頭がぐらぐらしてしまいました。
■マニア垂涎のアイテムがズラリ
スタッフの方の話によると、同館のオーナーは、東京の出版社「データハウス」の鵜野義嗣社長。鵜野社長が集めに集めた雑誌やフィギュア、おもちゃ、各種雑貨などのコレクションアイテムを展示しているとのことだけど、あまりの膨大な数にめまいがしちゃう。
懐かしいものから、マニア垂涎のもの、超レアアイテムまで、すべてカジュアルに陳列されていて、時間が経つのも忘れて見入ってしまいました。マニアックな友人・恋人と訪れたら、きっと話が弾むことでしょう。
■施設情報 『怪しい少年少女博物館』
住所:静岡県伊東市字街道下1029-64
電話:0557-51-8800
開館時間:9:00~17:00(入館は~16:30)
休館日:無休
入館料:1000円
※記載の情報、データは取材時(2013年7月)のものです
(写真、文=夢野うさぎ)
▼「怪しい少年少女博物館」にやってまいりました
▼入館前から怪しい雰囲気にくらくらです!
▼万引きされないように見張っておりま~す♪
▼何がなんだか分からないぞぉぉぉ~、ギャオス!
▼ヘイ、らっしゃい。カトちゃんもバービーも揃ってるヨ
▼あ~、やっぱり猛虎やでぇ~。ボク、ご満悦なの☆
▼ツルを抱くトラさん、子ブタを連れた西郷さん……?
▼呪いのわら人形も絶賛販売中だ!
▼恋みくじも絶賛発売中……って、みんな恋みくじやりすぎッ!
▼お姐さん、恋みくじに埋もれてまんがな
▼ツッコミどころ満載のキューピー棚
▼ファッションの歴史をゴチャゴチャっと紹介
▼奥の人! ズレてる、ズレてる!
▼館内奥に「怪しい夜の学校」もあり
▼「怪しい夜の学校」というのはおばけ屋敷なのだ
▼怪しすぎて、コワイ……
▼姉妹館もあるみたい……気になる