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自分が光のアートの一部になる。全国で約60万人を動員した「魔法の美術館」展が9/6から東京で初開催!

2013年9月6日

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もう9月。そろそろ芸術の秋ですね。「芸術」というと小難しいイメージがあるかもしれませんが、9月6日から10月6日まで上野の森美術館でやっている「光のイリュージョン『魔法の美術館』〜Art in Wonder land〜」展なら大丈夫! 大人も子どもも純粋に楽しめる体験型の現代アートがたくさんあるのです。

この「魔法の美術館」展にあるのは、11人のアーティストによる、19の作品。すべて光を使っており、見て、触って、参加できます。今日はその中から4作品をくわしく紹介します。

■Kage’s Nest

子どもがきゃあきゃあ言いながら大喜びしていた作品。光の広場に入った瞬間、自分の影から蝶や鳥など、さまざまな影が飛び出してきます。暗闇から蛇や人が飛び出してくることもあり、子どもたちは鬼ごっこのように影を追いかけていました。

■happy halloween!

カメラの前に座ると自分の顔がスクリーンに動画で映し出されます。その映像は即座にコンピューター処理をされて、顔の上に次々におもしろい仮想メイクが施されます。お化けの顔になったり、ひげの紳士になったりと、気分はさながらハロウィーン。自分の顔が次々に変わっていくのをじっと見たくなります。

■Hop Step Junk

台に乗って足踏みをすると、そのリズムに反応して映像が流れる作品。大人たちが遠慮がちに足踏みするのと、子どもたちがおかまいなしに足踏みするのだと、映像のダイナミックさが違います。子どもたちが作れるストライプ模様を大人が作るのは、なかなか難しいかも。

■イシムシの標本

モニターのついている机の引き出しに、近くに置いてある石を選んで入れると、モニターにその石からできた虫が映し出され、それがモニターから這い出て壁に逃げ回ります。入れる石によって1つ1つ違う虫がでてくるのが非常におもしろい作品です。男の子に大人気でした!

美術館では珍しいですが、本展は撮影OKです! 自分がアートのなかに入った姿を写真に収められたら楽しいですよね! お子さんと一緒にも、デートにも、一人で行っても楽しめる現代アート展でした。

【アート展情報】
「光のイリュージョン『魔法の美術館』〜Art in Wonder land〜」展
上野の森美術館
東京都台東区上野公園1-2
JR上野駅公園口より徒歩3分
開館時間:10:00 ~ 17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:会期中無休__
URL: http://www.mahou-museum.com
(取材、文、写真=FelixSayaka
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▼手をかざすと光る作品▼

▼自分の影に自分が投影される作品▼

▼毛皮で覆われた玉を転がすと、天井に光の渦が表れる作品▼

▼風に反応して光が揺らぐ作品▼

▼影が幻想的な作品▼

▼布越しに手で自在に動かせるビー玉の光が美しい作品▼

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