10月30日は、日本の国民食「卵かけご飯」の日! 皆さん、卵かけご飯を食べていますか? ほやほやと湯気をたてる真っ白の炊きたて熱々ご飯に、トローリとした黄金の黄身をもつ卵を乗せ、醤油をちょっぴりかける……それだけで完成。余計なものを一切削ぎ落とした、禅の精神が垣間見える一品です。
記者は3歳になったばかりの頃、妹の出産で母が入院する際に激しい分離不安を抱えるも、祖母の「毎日、卵かけご飯を食べようね!」という言葉にあっさりと祖母宅へ向かった経歴の持ち主。母の愛より卵かけご飯。
そんなTKG(Tたまご Kかけ Gごはん)ラバーの記者から、卵かけご飯の日にTKGをさらにおいしく食べるためのアレンジレシピを10個紹介します。
【1.バター醤油TKG】
卵かけ御飯は日本の国民食ですが、バターライスは北海道の道民食。卵と醤油が合うのと同様に、バター醤油も相性は抜群。そんな二者が融合したこちらのレシピを例えて言うなら、「気だてが良くて誰からも好かれる控えめな娘さんが、北海道のおおらかで気持ちのいい好青年とご結婚」って感じ。誰からも文句のでないお味です。
<材料>
・ ご飯 軽く1膳
・ 卵 1個
・ バター 10g
・ 醤油 お好みで
<作りかた>
熱々のご飯にバターを落とし、全体を軽く混ぜる。卵を割り落とし、醤油をたらして全体を混ぜれば完成。
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【2.海苔ごま油TKG】
TKGを食卓サイズパックの海苔で包みながらお口に運ぶ行為は、TKGラバーならば一度はやったことがあるはず。その行為にさらにひとひねりを加えるのが、こちらの「海苔ごま油TKG」です。卵のやさしい味に海苔の風味にごまの香りが加わって、癖になる味わい。
<材料>
・ ご飯 軽く1膳
・ 卵 1個
・ ごま油 小さじ半分
・ 醤油 お好みで
・ 食卓サイズ海苔
<作りかた>
熱々のご飯に卵を割り落とし、醤油とごま油をたらして全体を混ぜれば完成。海苔でご飯を包みながらお召し上がりください。
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【3.食べるラー油TKG】
朝ご飯に食べるイメージが強い卵かけご飯ですが、こちらは夜ごはんにも通用するほどのしっかりとした佇まい。食べるラー油に入っているニンニクフレークやオニオンフレークなどの個性的あふれる具材たちを、卵がやさしく演出しています。
<材料>
・ ご飯 軽く1膳
・ 卵 1個
・ 食べるラー油 お好みで
<作りかた>
熱々のご飯に卵を割り落とし、食べるラー油をお好みで乗せて全体を混ぜれば完成。
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【4.ごまおかかTKG】
おかかと醤油もおにぎりの具材になるほどご飯とは好相性。また、ごまのプチプチと弾ける食感は、口の中で楽しいアクセントになります。ご飯と相性のいいもの同士を組み合わせ、さらにアクセントを加えたこちらの一品は、定番の一品になりうる飽きのこないおいしさです。
<材料>
・ ご飯 軽く1膳
・ 卵 1個
・ おかか パック1/4程度
・ ごま お好みで
・ 醤油 お好みで
<作りかた>
熱々のご飯に卵を割り落とし、おかかとごまをふりかけ、醤油をたらして全体を混ぜれば完成。
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【5.小ねぎ鰹だしTKG】
「別に特に好みでもなかったんだけれど、何となく付き合ってみたら、家族も大賛成だし、お互いに相性が良すぎてもう離れられなくなってしまった二人」みたいな食材が、卵と小ねぎです。卵と小ねぎを応援するのが醤油と鰹だし。「永久にお幸せに」とつぶやきたくなるようなTKGです。
<材料>
・ ご飯 軽く1膳
・ 卵 1個
・ 小ねぎ(小口切り) 半分
・ 鰹だし(顆粒) ちょっぴり
・ 醤油 お好みで
<作りかた>
熱々のご飯に卵を割り落とし、小ねぎと鰹だしをふりかけ、醤油をたらして全体を混ぜれば完成。
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【6.小ねぎマヨ醤油TKG】
「離れられない二人」的食材の卵と小ねぎを、今度は卵の従兄弟のお兄さん的調味料のマヨネーズが応援。マヨネーズは卵と油と酢からできているので、卵のことをよくわかっています。またマヨネーズと醤油は幸せな日仏国際結婚カップルのように相性抜群。強力なカップル同士のダブルデートみたいなお味を御堪能ください。
<材料>
・ ご飯 軽く1膳
・ 卵 1個
・ 小ねぎ(小口切り) 半分
・ マヨネーズ お好みで
・ 醤油 お好みで
<作りかた>
熱々のご飯に卵を割り落とし、小ねぎをふりかけ、醤油とマヨネーズをかけて全体を混ぜれば完成。ダブルデートをイメージして、醤油とマヨネーズをかけすぎないように調整してください。
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【7.梅昆布茶TKG】
梅のさっぱりした酸味と、昆布茶のうまみに、卵のとろりとした豊かな味わいが加わった一品。梅昆布茶の梅は乾燥しているので、酸味が混ざりきらないのもまた一興。和の風情あふれるTKGに、さらに和風な梅昆布茶が加わり、日本茶とともに朝食にいただきたくなるはずです。
<材料>
・ ご飯 軽く1膳
・ 卵 1個
・ 梅昆布茶 小さじ半分程度
・ 醤油 必要時に
<作りかた>
熱々のご飯に卵を割り落とし、梅昆布茶をかけて全体を混ぜれば完成。味が足りない場合のみ、醤油を少量たらしてください。
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【8.チーマヨTKG】
卵とチーズとマヨネーズがサンドイッチの具材として大活躍しているように、この三者のコンビネーションは最強。実はご飯とも良く合います。お口のなかの和洋折衷をお楽しみください。
<材料>
・ ご飯 軽く1膳
・ 卵 1個
・ 粉チーズ お好み
・ マヨネーズ お好み
<作りかた>
熱々のご飯に卵を割り落とし、粉チーズとマヨネーズをお好みでかけて良く混ぜたらできあがり。
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【9.韓流TKG】
韓国料理のビビンバは、ご飯とキムチ、ナムル、肉、生卵等の具を入れ良くかき混ぜて食べる料理です。そのことからもわかるように、キムチと生卵も幸せな組み合わせ。キムチの辛さを卵が包み込んでくれます。日本の国民食である卵かけご飯と韓国の代表料理であるキムチがタッグを組むという、両国の平和的関係の継続を願ってやまない気持ちになる一品です。
<材料>
・ ご飯 軽く1膳
・ 卵 1個
・ キムチ お好み
<作りかた>
熱々のご飯に卵を割り落とし、キムチを乗せて良く混ぜたらできあがり。
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【10.味噌マヨ生姜TKG】
卵は懐の深い食材なのでいろんなものと一緒に楽しめるのですが、味噌もいけます。そこにマヨネーズが参加すれば、こってりとした卵の味が最大限に生かされる卵かけご飯の出来上がり。生姜をトッピングして爽やかに召し上がれ。
<材料>
・ ご飯 軽く1膳
・ 卵 1個
・ 味噌 小さじ1
・ マヨネーズ 小さじ1
・ 生姜 細切りをお好みで
<作りかた>
味噌とマヨネーズと卵をよく混ぜ、熱々のご飯にかける。生姜を乗せたらできあがり。
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でもね、いろいろ書いたけれどね、やっぱり久しぶりに卵かけ御飯を食べるなら、白いご飯+卵+醤油が王道。卵はやさしい子だから、いろんなものに混ぜると相手の良いところを引き出そうと頑張っちゃうの。だから、卵だけを見てあげてほしい。ちょっと一手間かけるならば、以前に紹介した濃厚な卵の味が癖になる「漬け卵の卵かけ御飯」も試してみてねん!
(写真・文=山川ほたる)