某コーヒーメーカーのCMやカフェでよく見る、牛乳とコーヒーが二層に分かれたアイス・カフェオレ。あれを家で作れたら、ステキだと思いませんか? ちょっとプロな感じのこの技術、実は手順さえわかれば簡単に習得できるんです。
本日は、「意外とお手軽! 二層カフェオレの作り方」を伝授しちゃいます!
(まずは、失敗例)
最初に牛乳を入れ、その上から、ソーッとコーヒーを注ぐ。「二層になったカフェオレ」は液体の比重の違いを利用して作るので、最初に比重の重い牛乳、次に軽いコーヒーを入れるのが鉄則。
でも実際にやってみると、なかなか上手にできないんです。記者も、コーヒーをグラスの内側に滑らせるようにソーッと流し込みましたが、結果は惨敗。混ぜてもないのに見事に「コーヒー牛乳」状態になってしまいました。
何か良い方法はないかと調べていくと、 ほかにもこんな方法を発見。
(次なる方法は…)
牛乳に氷を浮かべ、スプーンに入れたコーヒーを、少しずつ氷の上に落としていく。
コーヒーが牛乳に入る瞬間のインパクトを出来るだけ少なくしようというのが狙いのようですが、コーヒーをスプーンで氷の上に落とすことも難しい。そもそも、スプーンでチョビチョビとコーヒーを入れる作業がいまいちスマートじゃないので、こちらもブー。
やっぱり熟練しないと無理なのか。いやいや、何か方法があるはず! そこで見つけた最後の手段がこれ。
(いざ! 最終手段!)
牛乳にガムシロップを混ぜてから、コーヒーをソーッと注ぐ。
これ、スゴイです。今までの努力は何だったの? というくらい、スゴイです。牛乳にガムシロップを入れてよく混ぜて、その上からソーっと、ガラスコップを軽く傾けながら、コップの内側を滑らせるようにアイスコーヒーを注ぐと、牛乳とコーヒーが驚くほどキレイに分かれてくれて、大感動!
牛乳にガムシロップを混ぜると牛乳の比重がさらに重くなるので、コーヒーが上に浮きやすくなるのがその理由のようです。
<結論>
牛乳にガムシロップを混ぜてからソーッとアイスコーヒーを注ぐと、簡単にキレイな二層のアイス・カフェオレができる。
いかがでしたか? 見た目も味もちょっぴりスイートなアイス・カフェオレで、おうちカフェをステキに演出してみてね。
(写真・文=中野麦子)
「二層カフェオレの作り方」
1 よく冷えた牛乳、アイスコーヒー、ガムシロップを用意。
2 牛乳にガムシロップを混ぜる。
3 アイスコーヒーをソーッと注ぐ。
4 完成! 右はガムシロップを入れなかった失敗バージョン。左はガムシロップ入りの成功バージョン。明らかに左の方が美味しそうでしょう?