みなさん、今年のエイプリール・フールはいかがでしたでしょうか。わがPouch編集部の4月1日は、「ついに彼氏できたよ!」という報告が4人相次ぐという、どうにも想像力の足りない、かつ惨めな結果となりました。わたくし(記者)を含め、猛省中であります。
さてさて、あと11カ月で次のエイプリール・フールがやってきます。次回に向けて、ネタを練っておくのも悪くないですよ! ということで、アメリカの大学で生徒たちが先生にしかけたドッキリ系エイプリール・フールをご紹介いたします。誰も傷つかないけれど、ひっかけられた方の衝撃はデカい、という秀逸ぶりもあいまって、アメリカで話題となったものです。
「BEST CLASSROOM APRIL FOOLS PRANK EVER」(史上最高の教室でのエイプリールフール)と題するムービーがアップされたのは4月5日のこと。それ以来、わずか半月で再生回数が2,000万回を突破するヒットとなっています。
舞台となったのは、アメリカ・ミシガン州のグランドラピッズにあるアクィナス大学。ある授業の生徒たちが、先生にひっかけを敢行します。
この先生、授業にあるユニークなルールを設定していました。授業中はケータイを切る、ということを徹底させるために、「ケータイを切り忘れて授業中に鳴っちゃったら、その電話に出てスピーカーホンでしゃべる」という罰ゲームを定めていたのです。クラスメイト全員に注目されながら話すことになるわけで、けっこう恥ずかしい。このルール、なかなかの効果をあげていました。
さて、4月1日。授業がいつもどおりに進んでいた中、女子生徒のケータイが鳴ってしまいます。
先生:はーいスピーカーホンで出ましょうかー!(笑)
女子学生が電話に出るのですが……その内容がかなり気まずい!
電話:ネフシー様のお電話で間違いないでしょうか。
電話:妊娠出産支援センターのケヴィンと申します。ご登録いただきましたとおり、検査結果をお伝えしたくお電話いたしました。
あれ……なんだかとってもプライベートな……
電話:検査の結果、陽性でございます。おめでとうございます!
妊娠検査の連絡だった! しかもオメデタ! そんなのをクラスに大公開させちゃった……ヤバイ……あせりだす先生。
先生:あ、ああいいよもう、その……切りたいでしょ……
しかし大事な連絡です、いきなり切るわけにもいかずに電話は続きます。言葉に詰まる、先生。
電話:父親の方とはもうお別れになったとうかがっていますが、私どもは妊娠期間を通じてご連絡をさせていただきますのでどうぞご安心ください。
電話:カウンセリングや、いろいろな妊娠支援サービスを無料で提供しておりますので。
女子:ありがとうございます。またご連絡しますね。
こっそり心の底から気まずい情報が入ってる! それもまたクラスで大公開……
人のいい先生です、すっかり弱ってしまったご様子。
先生:本当に、謝りたいと思います……
それに答える、けなげな女子学生。
女子:いいんです、いつかこうなると思っていたし……。そして、実はこの子の名前も決めてあるんですよ。「エイプリル」と。そして、ミドルネームは……
女子:「フール」と。
……!? エイプリル……フール!! そういうことか、まんまとしてやられたわ!!!!
恥ずかしさで照れまくり、顔を隠しまくりの先生。うーん、いいひとだ。
かくして、クラスの凍りついた雰囲気は、一気に爆笑の渦へとチェンジ。みごと成功とあいなったのでした。
外から電話がかかってくる、というタイプのいたずらは、けっこう有効かもしれませんね。みなさん、これをお手本に来年こそがんばりましょう!
参照元:YouTube
執筆=纐纈タルコ (c)Pouch