最近話題の「マスカルポーネみたいなナチュラルとうふ」。大豆100%なのに濃厚なコクとクリーミィさが人気で、ネットでも主に女性の間で話題になっています！ マスカルポーネといったらティラミスの材料。あのふんわりとろとろ感が豆腐で出せるものなのでしょうか。
夏からダイエットを目的として「クリームチーズみたいな豆腐の味噌漬け」や「チーズみたいな豆腐ピクルス」、「レアチーズケーキ風豆腐スイーツ」などを食べてきた記者（私）としては聞き捨てならないこの豆腐。「マスカルポーネ風豆腐」は作れるなんて思わなかった。なので、さっそく入手して食べてみましたよ！
■セレブ感漂う「ナチュラルとうふ」
近くのスーパーには置いてなかったので、入手はネットで。なんせ日頃1丁38円の絹ごし豆腐を喜んで食べている庶民な記者は、豆腐のお取り寄せなんて初体験。送料込み、1個120gの「ナチュラルとうふ」が3個で1000円（送料込み）という価格に圧倒されます。3で割ったら333円。記者が日頃食べている38円の豆腐は1丁300gですから、計算すると22倍近いお値段。まあ、送料も入っちゃっていますが……
いやいや豆腐と比べたらいけないのかも。そう思っていくつかのメーカーのマスカルポーネの価格を調べてみたら、250g入りが600円くらいの様子。計算すると「ナチュラルとうふ」の方が1.2倍弱お高い。やっぱりセレブ感があります。これでおいしくなかったら、泣く！
■ふうわり濃厚な「ナチュラルとうふ」
ネットで注文して待つこと3日。クール便で「ナチュラルとうふ」が到着しました。袋を開けてみると、中には楕円形の豆腐とお皿、オリーブオイルが。そのまますぐに食べられるようにという計らい。
おしゃれな形ではあるものの、普通の豆腐みたい。（パッケージはなぜか非常に開けづらく、蓋のビニールが破けます。開ける時は注意してね。）
いざオリーブオイルをかけて実食。一口食べてみて、思った。
「天国ふんわり！ クリーミィで濃厚！ とろける〜！ これで本当に乳成分を使っていないの!?」
って。ああ、いつまでも食感を楽しんでいたいよ。豆腐の香りはほのかの漂うのに、何このクリーム感。もう絶品。
「ナチュラルとうふ」には少し塩味をきかせてあり、オリーブオイルをかけるとまさにマスカルポーネ。こんなにとろける口当たりで、しかも豆腐と聞いたら、多少高くても毎日食べたいおいしさ。これが近くのスーパーに並んでいたら、記者は毎回買ってしまうだろう。
■「ナチュラルとうふ」でティラミスを作ろう
オリーブオイルをかけて食べたときに思ったのが、これは本当にティラミスそっくりの口当たりと濃厚さだということ。ティラミスは、マスカルポーネにホイップした生クリームや卵を加えて作りますが、生クリームや卵を使わなくても「ナチュラルとうふ」は十分ふんわり、濃厚！
ということで、混ぜるだけでできちゃう、むちゃお手軽レシピを考えました。
【「ナチュラルとうふ」でティラミス】
＜材料＞
・ ナチュラルとうふ 1個
・ はちみつ 大さじ3〜4
・ ホワイトラム 小さじ1
・ バニラエッセンス 5滴
・ 食パン 1枚
・ インスタントコーヒー 小さじ1
・ 湯 20cc程度
・ ココア 適量
＜作り方＞
1. インスタントコーヒーとはちみつ大さじ1を湯に溶かし、耳をとった食パンをひたす
2. 「ナチュラルとうふ」に、はちみつ大さじ2〜3、ホワイトラム、バニラエッセンスを加えてよく混ぜる
3. 容器に1の半量を入れ、2の半量をのせる。その上に再度1、2をのせて上からココアを振りかける
終わり！
食べてみたら、自画自賛で申し訳ないけれど絶品でした！ これが豆腐だなんてきっと誰も気づかない！ 「ナチュラルとうふ」ったらすっごいわ！
■しかし、記者は気づいてしまった！ 「ナチュラルとうふ」には弱点があったなり
有頂天になっていたのもつかの間、何気なく「ナチュラルとうふ」のパッケージの裏側を見た記者、気づいてしまいました。「ナチュラルとうふ」のカロリーは100gあたり140Kcalとのこと。あれ……、豆腐ってこんなにカロリー、高かったっけ？
で、「ナチュラルとうふ」とマスカルポーネ、絹ごし豆腐（充填タイプ）のカロリーや栄養成分を比べてみると……
100gあたりに対して絹ごし豆腐は59Kcal、「ナチュラルとうふ」は140Kcal、マスカルポーネは250Kcal〜300Kcalといった感じ。「ナチュラルとうふ」のカロリーは、マスカルポーネに比べたら低いけれど、豆腐の2倍以上なんです。ああ、豆腐だと思って油断して夜中なんかに食べてたら太ってしまうよ。しかも附属のオリーブオイル7gは64Kcalもあるし……
とはいえ、マスカルポーネよりはカロリーが低く、何より豆腐でここまでのクリーミィさ、ふうわりさはすごい。記者はチーズや乳製品をたくさん食べると吹き出物が出てしまうのですが、この「ナチュラルとうふ」は大豆だけで作られているから安心。
ダイエット用に食べるにはちと注意が必要ですが、とにかくとろけるふんわりした口当たりが絶品の「ナチュラルとうふ」。お店で見つけたら、ぜひ試してみてくださいねえ。
調理、撮影、執筆=山川ほたる (c) Pouch