岡山から東京に出店し、10月1日にグランドオープンしたばかりの「サーティカレー」。下高井戸から路面電車・東急世田谷線で一駅。松原のホームを出てすぐに目につく、黄色い看板が目印です。
「30種類のスパイスを72時間煮込んだカレー専門店」というキャッチコピーのこのお店。実はカレーが大好きすぎて、普段カレーばかり食べている記者。「これはもしや、私の出番では!?」と、覆面で調査してきましたっ。
【悩むのイヤだし……特製カレーをオーダー!】
ザックリ分けて、野菜のカレー・お肉のカレー・お魚のカレー、3種類がメニューに載っています。
店員さんにどれが一番出ているか訊くと「どれも、まんべんなく出ていますが……」との回答。とりあえず一番最初に載ってるメニューを注文してみました。
「こだわりの特製サーティカレー(1,000円)」に、「チーズ」トッピング(200円)、「4辛」(80円)でオーダー。合計、1,382円(税込)です。
「チーズ」は、メニューでオススメされていたので追加です。スパイシーなカレーにチーズって、かなり女子好みな味になるんですよね……これは期待しちゃいます。
【とりあえず、皿がデカい】
ワイドな盛り付けは、結構インパクトあります。
店員さんによると、「辛さ『普通』だとまったく辛くないですね〜」とのこと。辛口の入門レベル、「4辛」をチョイス。超激辛が好きな方は、「11辛」以上も可能のよう。
【前半はサクサク食べられたのだが……】
特製カレーは、「新鮮なナスとひき肉・しめじ・キャベツをバターで炒めた香ばしさ引き立つカレー」とのこと。
ナスがたっぷり。トロ〜リ、チーズが糸を引きます。
カレー自体の質感は、まったくサラサラしていません。かといって、いわゆる「お母さんのカレー」的なドロドロでもない、中間層な感じです。
おなかをすかしてきたので、前半はガンガン飛ばし気味に食べます。カレー部分の味が濃く、ごはんをやや残し気味のペースで食べ進めました。
ひき肉は若干大きめ。ハンバーグを食べているような満足感もあるような……。ごはんも、柔らかすぎず硬すぎず、ほどよくカレーにマッチしています。
【味チェンができないのは不便なのでは?】
ハーフタイムを過ぎ、そろそろ食べ疲れてくる記者。「ここで何か、味を変えたい……」そう思ってテーブルを見ても、サラダ用のドレッシングしかなかった……。
スパイスにこだわりのあるこのお店。願わくば、ココイチのテーブルに置いてある「とび辛スパイス」のように、後からふりかけ可能なスパイスが、欲しいかもしれない……。
【油の存在感が気になった】
それでも、完食を目指して食べ続けます。
チーズは最後まで粘ってくれるものの、せっかくの野菜本来の味が少し感じにくいかも。ひき肉も、だんだんボソボソ感じられてしまいました。
最後は、お皿に浮かぶ油感が、女子としてはめちゃくちゃ気になってしまった。ダイエット中の女子には厳しいビジュアル。
ハーフサイズがあったら嬉しいな、そしたらサラダも頼むのになあ……と思いました。
ご飯を「小盛り」で頼めばちょっぴり安くなるサービスがあっても、嬉しい。反対に、「ごはん大盛りで頼んでも量が足らない……」と嘆いている男性の意見もあるようでした。
【後味が、ソルティエンド】
「油だな〜」そして「なんか……しょっぱいな〜」と思いながら、完食。
30種類のスパイスは、見事に溶け込んでしまったのかあまり感じられなかったような……舌がマヒしたのかな。後から「味チェン」方式で変えれば、それなりにわかりそうだし、カスタマイズできてお得感もありそうなんですが。
レジ横には、インドカレー屋に置いてあるフェンネルやミント味のガムではなく、ペコちゃんの棒付きキャンディが。今、フルーツ味の甘さは、要らないかも。
【衝撃の事実! 岡山県民も存在を知らなかったのだ!!】
帰ってすぐ、友人のM子(30代・岡山在住・兼業主婦・そこそこグルメ)にメール。
「誰からも聞いたことないww 岡山で有名なカレーは『ナッシュカリー』だよ〜」と、即返事が来ました。
な、なんだって〜!? 岡山人も知らないのかよ!! あたしゃ軽く衝撃だよっ! どうやら、岡山本店も5月24日にオープンしたばかりのよう。
【ワンコインでカレーランチできてお得!】
とはいえ、ランチタイム限定価格は大変お得。昼の11時〜15時に行けば、「フレッシュトマトのさっぱりカレー」と「玉ねぎと豚のカレー」は500円。ワンコインで食べられちゃいます。
個人的には「トマトのカレー」500円に、「チーズ」トッピング、そしてメニューにはありませんが新鮮な「パクチー」をトッピングできれば最高だな、と思いました。
……が!! きっとこのお店で好きなだけトッピングすると、いくらお得なランチタイムでも、合計900円ぐらい、軽く到達してしまいそうだ……。
【行く過程が、けっこう楽しかった!】
路面電車でゴトゴト揺られて「東京、こんな風景もあったんだ〜」となるカレーの旅、結構レトロで良かったです。
店の周りも、なんだか昭和を感じさせますよ。
参照元:PR TIMES
執筆・撮影=川澄萌野(c)Pouch