家中に張り巡らされたキャットウォーク、柱に沿って付けられた長い螺旋スロープ、あちらこちらにある小さなトンネル、鯉がいる池……
15匹の猫を飼うPeter Cohenさんの家には、猫ならば一度は住んでみたい(と思うに違いない)夢のような仕掛けがいっぱい。
本日は動画サイトYouTubeから、そんな夢のニャンコ御殿をご紹介します。
【きっかけは愛猫の事故死】
米国カリフォルニアに住むPeterさんが猫のために家を改造し始めたのは、屋外で飼っていた2匹の猫が立て続けに交通事故に遭ってから。1匹は一命を取り留めたものの、1匹は残念ながら亡くなってしまいました。
この悲劇を繰り返さないためPeterさんは、生き残ってくれたクッキーちゃんの為に家の中にたくさんの楽しい仕掛けを作り、危険な外に出なくてもクッキーちゃんが退屈せずに過ごせる環境作りを始めます。
【気付いたら15匹】
その後Peterさんは毎年のように赤ちゃん猫をもらい受け、気付いたら15匹に増えていたのだとか。猫は群れて行動しないので、そんなにたくさんいる気がしないんですって。これってやっぱり広いお屋敷だから感じられることなのでしょうね。
家中に作られたウキウキするような仕掛けの中でもニャンコ達が特に気に入っているのは、サメの口の形をしたトンネル。通り抜けるときにギザギザの歯が背中に当たって気持よいのか、トンネルの下で体を何度も前後させる姿がよく目撃されています。
痒いところに手が届くようなPeterさんの設計からは、ニャンコ達を愛する気持がビンビン伝わってきますね。
【シェルターに保護されていたニャンコ達】
夢のようなニャンコ御殿で過ごす15匹のニャンコ達、さぞかし幸せいっぱいな一生を過ごしているのかと思いきや、実はみんな、事情があってカリフォルニアの猫シェルターに保護されていたところを、Peterさんにもらわれてきたのだそう。いろいろ辛いことを経験してきたのかもしれないけれど、こんなワンダフルなおうちと飼い主さんに巡り会えて、本当に良かったニャン。
建築雑誌に出てきそうな素敵なニャンコ御殿、一見の価値ありです。
参照元=YouTube
執筆=南野バンビ (c)Pouch