暗闇に浮かび上がる青白い人影…… ひぃぃぃぃ、一体何が起きているの!?
スペインのマドリッドにある国会議事堂前で行われた、ホログラム(レーザーを使った立体画像)形式の抗議デモが話題になっています。
【デモ禁止法に対する抗議デモ】
抗議デモは、特定の場所で許可なくデモを行った場合に最高で600,000ユーロ(約7,600万円)もの罰金を科すという2015年7月1日施行予定の「デモ禁止法」に反対を唱える為に行われたもの。
【デモをするには人間をやめなくてはいけない!?】
この抗議デモを主催した団体No somos delito(私たちは犯罪者ではない)は「私たちが人間である限り、事前の通知無しにデモをすることが出来なくなります。自由なデモをする為には、映像の人物になるしかないのです」と訴え、ホログラムを使用した抗議デモを決行したようです。
【ネットに寄せられた声】
ホログラム形式のデモを知った人々からも、新しく施行されるデモ禁止法に疑問を投げかける反応が多く寄せられています。
「怖い。幽霊の行進みたいだ」
「デモが出来ないならホログラムで。ナイスアイディアだ」
「この映像も怖いけど、自由にデモが出来ない事の方が怖い」
夜のマドリッドに浮かび上がる幽霊のようなホログラム映像。今後のスペインではこのような不気味なデモが主流となってしまうのでしょうか。今回の法律は全面的にデモを禁止するものではないものの、自由なデモ活動を制限されることに対する反発は大きいよう。デモの自由、言論の自由とは何かについて考えさせる映像です。
参照元=YouTube
執筆=南野バンビ (c)Pouch