コンコンコンコン……小さな石を器用に使って窓ガラスをノックするアライグマ。一体何をアピールしているのでしょうか?
本日は、動画サイトYouTubeに現在公開されている可愛らしいアライグマの動画をご紹介します。
【何が起きても動じない】
とある家の庭に立つ1匹のアライグマ。両手に小さな石を持ち、その石をコロコロと転がしながら窓ガラスに打ち付けて、軽快な音を出し続けています。
家の中でネコが歩こうとも、人がのぞこうとも、何が起きてもその手の動きは止まりません。
【実は、ご飯をおねだりしているのだ】
実はこのアライグマ、なんとキャットフードをおねだりしているんですって。
家の庭先に何年も住み着いているけれど、一応「野生」として暮らしているこのアライグマは、この家で飼われているネコのキャットフードが大好物。
庭に置かれているネコのエサ用ボウルが空になっていると、いつもこうして石を窓に打ち付けて「ご飯ちょうだい、ねえご飯ちょうだいよぉ」と訴えるのだとか。
そもそも、そのエサはあなたのじゃないし……と言ってみても通じるわけはなく。キャットフードをもらえるまで何時間でもこうして窓をノックし続けるというから、その意志の強さには脱帽です。
【視聴者のコメント「鍵を渡せ」】
この動画の視聴者からも、続々とコメントが寄せられています。
「ドアベルを鳴らし続けられるんじゃなくてよかったよ」
「道具を使えるなんてすごいね。もうすぐ鍵を開けられるようになっちゃうんじゃない?」
「鍵を渡せ」
「見てないで早くエサをあげて欲しい」
「見てないで早くエサをあげてほしい」というコメントに共感する人も多いと思いますが、投稿者は、野生動物を保護するボランティア活動に従事しており、最後にはエサをあげているようですのでご安心を。
しかし、いくら慣れているといってもやはり野生の生き物。むやみに触ろうとすると、かみ付かれたりひっかかれたりする恐れもあります。また、農作物への被害や伝染病などの様々な問題があり、野生動物と人間の共存は、なかなか難しいようです。
それではお待たせしました。アライグマの巧みな手さばきと、つい要求を聞いてあげたくなってしまう、なんとも可愛らしい表情をご覧ください。
参照元=YouTube(ZOOSIELOVESCONCERTS)
執筆=南野バンビ(c)Pouch